
2021年1月19日、ユニクロは独自のQRコード決済サービス「UNIQLO Pay(ユニクロペイ)」のサービスリリースを発表しました。

専用のアプリがリリースされたわけではなく、既存の公式アプリ「ユニクロアプリ」の新機能として提供されています。

ユニクロさんには長年お世話になっています。
大学生の頃からだから約20年前からでしょうか。
無意識だったので正確には覚えていませんが、365日、ユニクロを身に着けない日はありません笑
そんなユニクロ愛用者の私シラタキは、楽天経済圏をベースに倹約生活を送っています。
ユニクロ利用も倹約の一部でもあります。
品質の高い製品を安価に買えて満足し、使ってみても長持ちして満足。
結構ボロボロになるまで使い倒します。
2020年から楽天経済圏の軸足はそのままで、他経済圏との併用も模索し始めています。
今回のユニクロペイの一報もアンテナに引っ掛かりました。

これまでの愛用とは関係無く、忖度無しで、節約の観点から、サービスリリース段階でのユニクロペイをどう評価しているかを書きまとめます。
本記事は、ユニクロペイの利用を推奨、非推奨するものではありません。
あくまでサービスを外側から見た私の考察です。
みなさんが今後ユニクロペイの利用を検討する際に、答えを導き出すヒントになれたら嬉しいです。
ユニクロペイのメリット
ユニクロ公式サイトで訴求されているメリットはおおまかに下記の通りです。
サービスリリース時点のものから更新されてました。
「会員登録無料」は項目が無くなり、「好みの支払い方法が選べる」は「チャージ不要で支払い可能」という表現に変わりました。

「もしかしてこのブログ記事を気にしていただいている?」そんな気がしました笑
- 【削除】
会員登録無料 - 【更新】
好みの支払い方法が選べる⇒チャージ不要で支払い可能 - ユニクロ会員証提示と支払いがひとつになってスピーディーに
- 【追加】利用後にお知らせが届く
最初から厳しい言い方をすると、少なくとも上2つは、電子マネー決済や他のQRコード決済サービスが無い場合のメリットです。
公式サイトでははっきりと「メリット」と書かれているわけではなく「UNIQLO Payとは」の中でさらっと書かれてるだけですが。。
それでは1つずつ見ていきます。
まず「会員登録無料」

今では既に公式ページから削除されてしまったメリットですが、サービスリリース当初、「会員登録無料」が先頭にある時点で「んっ?」と違和感を覚えました。
今の時代、利用登録時に料金を取るようなQRコード決済サービスなんてあったっけ?という突っ込みをしたくなりました。
まずはダウンロード段階での心理的ハードルを下げるために、当たり前だけど敢えて無料を打ち出したんでしょうか。
次に支払い方法が選べること⇒チャージ不要で支払い可能

やっぱり何かズレてます。
チャージ不要なスマホ決済はいくらでもあります。
登録可能な決済サービスのラインナップを見ると、サービスリリース当初からの拡充は無さそうですね。
これはクレジットカードを支払い方法として選ぶことを想定しているのかなぁ。
銀行が少ないです。
メガバンクのみずほ銀行ですら入ってないくらい。
テレビ東京のビジネスニュース番組「ワールドビジネスサテライト」でも解説されていたんですが、セブンペイ問題等、近年のセキュリティ問題を重く受け止め、慎重になっているということでしょうか。

私が支払い方法として選ぶとしたら、3Dセキュアに対応している高還元率のクレジットカードになると思います。
例を挙げると、2022年4月までポイント還元率2%のVISA LINE Payクレジットカード。
それに、楽天市場の「街での買い物でポイント2倍のキャンペーン」を利用して、実質ポイント還元率2.2%まで上げられる楽天カードを支払元に設定したKyash Card。

しかし、銀行口座から支払いたい人にとっては選択肢が少ないでしょうね。
最後のメリット、ユニクロ会員証提示と支払いが同時にできること

公式サイトではこちらのメリット訴求が強められた印象を受けました。
ユニクロ会員ではないのでありがたみがいまいちピンと来ませんが、会員証でピッ、支払いでピッの2度の手間が1回で済みますよという時短メリットでしょうか。
もしそうだとしたら、会員証提示と支払いの反復が多い程、時短に繋がりそうです。
ただ、そもそもの前提として、そんな時短メリットを期待できるほど頻繁にユニクロで買う?と突っ込みたくなりました。
ユニクロ愛用者の私でさえ、ユニクロの店舗を覗くことが月1回あっても、購入することはワンシーズンに1回あるか無いかかな。
仮に私がユニクロ会員でも、会員証提示と支払いの2度ピッは苦にならない気がします。
UNIQLO Payを使うと従来の支払いよりも会計の時間を40%も短縮できるそうですが、、そんな長時間もかかっていた比較対象の従来の支払い方法とは何なんでしょうね。
利用後にお知らせが届く
利用履歴がアプリのプッシュとメールの双方で届くそうです。
うーん、当たり前で、ユニクロペイのメリットというか、スマホ決済のごく一般的な機能紹介という印象がしました。

ということで、リリースからしばらく経ってもユニクロペイのサービスからは、私が実感を期待できそうなメリットが見当たりませんでした。
他社のQRコード決済サービスのように、ユニクロはポイントや特典のバラマキをしませんよという意思の表れでしょうか。
それとも、ユニクロのヘビィユーザーから少しずつ利用を浸透させていきたい、検証しながら小さく始めたいという狙いでしょうか。
ユニクロヘビィユーザーは、ユニクロアプリをインストールしてくれているだろうから、普段の会員証提示の流れで使ってくれるだろうという思惑があるのかもしれません。

逆に、面倒で会員証を提示してくれなくなってきているから、決済とセットにしたかったのかなと邪推してみたり。
しかし、ユニクロでは、PayaPayやd払い等、メジャーなスマホ決済も利用可能です。
例え利用シーンを自社内サービスに限定するとしても、ユニクロペイが、群雄割拠のスマホ決済の舞台で、多くの人に使われて生き残れるのか。
混雑回避の大義名分が薄れるコロナ後まで見届けたいです。
以上、ユニクロペイのメリットについて思ったことをずらーっと書きました。
調べつつ考えつつ書き進めていると、やっぱりユニクロ都合が優先されたサービス設計だよなぁという印象が強まっていきました。
- 購買データの取得効率を高めたい
- 他社へのキャッシュレス決済手数料を削減したい
それ程「決済」の部分を押さえるってビジネスインパクトが大きいんですね。
現状におけるユニクロでのお得な支払い方法
ユニクロペイでお得な買い物が期待できない中、現状においてユニクロで最もお得な支払い方法は何か?
ユニクロが対応しているキャッシュレス決済には少しばかりクセがあります。
- 交通系IC(SuicaやPASMO等)、WAON、nanaco、楽天Edyは使えない
- 楽天ペイは使えない(期間限定ポイントの消化に使えない)
まぁ、クレジットカード、QUICPay、PayPay、d払い、auPAYあたりが使えるため、問題無いと言えば問題ありませんが、なかなか遭遇しないパターンです。
私が知り得る最もお得な支払い方法は、
- 2022年4月まで:VISA LINE Payクレジットカードに紐付けたd払い⇒2.5%ポイント還元
- 2021年5月から:セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードに紐付けたQUICPay⇒3%相当※ポイント還元
※1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合
かなぁと思います。
私が買い物する時は、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードを紐付けたQUICPayを使って支払っています。チャージの手間なく3%相当のポイント還元で快適です。
今後のキャンペーン発表に期待?
ユニクロ公式ページにあるこちらの文言。
これぞ倹約家にとって一筋の光明です。
ページ上には具体的なキャンペーン開催内容は書かれていませんでしたが、きっとこの後、書かれている通りに「続々」と発表されるんでしょうね。
UNIQLO Pay 500円クーポン
ユニクロの店舗でUNIQLO Payを使って支払うと利用できる500円クーポンが配布中です。
1人1回まで、UNIQLO Payで支払い方法を登録すると獲得できるようです。
ユニクロで5,000円以上の買い物をする際に、お試しに使ってみるのも良いかもしれませんね。

私はユニクロ会員ではないので分かりませんが、既にユニクロ会員にはお得なキャンペーンの案内が続々と届いているのかも。
ユニクロ愛用者だけど非会員、そして倹約生活を送っているシラタキ家は、このキャンペーンの動向に着目しています。
つまり、現段階でユニクロペイの利用は様子見です。
今後発表されるキャンペーンの内容次第では、近いうちにユニクロペイを使う時が来るかもしれません。
こうした新サービスはリリース当初が最もお得で、次第に改悪されていくというのが世の常。
うまく乗っかるのが倹約生活のひとつのコツかなぁと思います。

ユニクロペイにうまく乗っかりたい!
FEELCYCLEで底がすり減ってしまう黒靴下、洗濯で少しずつヨレてしまうエアリズム黒マスクを補充しようかな。
ユニクロペイでの支払い自体ではどうやら節約には繋がらなそうです。
紐付けるクレジットカード次第でポイント還元率が変わってきます。
常時ポイント1%還元の楽天カードも、ユニクロペイへの紐付けクレジットカードとして中長期にわたってお得になる一枚だと考えます。
もし、楽天カード持ってない方は発行を検討してみてはいかがでしょうか?
- 年会費無料
- クレジット決済で常時ポイント1%還元
- 楽天市場の買い物がお得になる
- カード料金の支払いにポイントが使える
ユニクロペイ利用時のポイント還元なんて気にしない!クーポンでお得に商品を買えれば良いじゃん。
そんなポイントは苦手(嫌い?)だけどお得に生活したい人は「楽天モバイル」への乗り換えも節約の一手だと思います。
- 3GBまで:980円(税込1,078円)
- 20GBまで:1,980円(税込2,178円)
- データ通信使い放題(無制限):2,980円(税込3,278円)

私は2021年1月に楽天モバイルへ乗り換えて継続利用しています。
妻も2020年夏にiPhoneのままソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換え。
正直、楽天回線をつかみづらく通信が遅いと感じる場面はあるものの、普段利用なら許容範囲。
妻は外でほとんどデータ通信を使わないので、月のスマホ代が税抜980円。
多用する私ですら税抜1,980円に収まっています。
夫婦でスマホ代の節約になり、楽天モバイルへ乗り換えて満足しています。
他社から楽天モバイルへ、初めて乗り換えるだけで3,000ポイントもらえます。
さらに3,000ポイントがもらえる楽天モバイル紹介キャンペーンも実施中。
- 2023年6月から日本全国の通信エリアでデータ高速通信が「無制限」
- 「Rakuten Link」アプリ利用で国内通話が無料
- 楽天市場の買い物がお得になるSPU+最大3倍

私はAndroidユーザーのため、楽天モバイルキャリア決済で10%お得にYouTubeプレミアムやマネーフォワードME等のアプリを利用しつつ、楽天市場のSPUがさらに+3倍になる恩恵を受けています。
節約できるのがスマホ代に止まらないところが嬉しいです。
他社からの乗り換えで大量の楽天ポイントを獲得できる上、スマホ代自体を節約できながら、アプリも楽天市場での買い物もお得になってしまう。
節約したいと思い立った時が、乗り換えを検討する良いタイミングかもしれません。
- 楽天モバイルのサービス概要のおさらい
- 手持ちのスマホの動作確認状況チェック
- 現在開催中のキャンペーン情報の確認
ができます。
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