
早々に塞がれてしまいますね。
2021年9月17日と11月1日に、トヨタの決済アプリ「TOYOTA Wallet」から重要のお知らせとして下記リリースがありました。
一部加盟店における決済利用停止のお知らせ
9月17日のリリースで決済利用の停止が発表された加盟店は「mixi(6gramなど)」
2021年9月27日から適用されました。

そして、11月1日のリリースで決済利用の停止が発表された加盟店は「nanaco」と 「WAON」
こちらは2021年11月9日から適用されます。

TOYOTA Walletから「6gram」へのチャージが、ポイ活としてSNSを中心にかなり話題になっていたので、いつかは封鎖されると思っていましたが、素早い対応でしたね。
6gramが塞がれた後、TOYOTA Walletからの新たなチャージルートとして注目されたのが、10月21日にApple Payに対応した「nanaco」と「WAON」。
これは本当に速かった。
10日後には決済利用停止を発表。
そして11月に入り、とうとう楽天Edyも。。
TOYOTA Walletが開催中のキャッシュバックキャンペーンの対象外になるにとどまると思いきや、決済利用停止ですか。
TOYOTA Wallet側の「No」の強い意思を感じます。
nanacoとWAONは瞬殺でしたので、影響を受けた利用者は限定的かなぁと推測しますが、6gramは半年弱ルート開通したままでした。
こちらのブログ記事をご覧になっているのは、6gram利用者はもちろん、リアルカードを発行した方も多いのではないでしょうか。
私も8月まで開催されていた発行手数料800円→600円キャンペーンの時に、リアルカードを発行しようか心が揺れました。

こちらのブログ記事では
- 何故6gramが注目されていたのか
は、想定している閲覧者さんはほとんどがご存知かと思うので、さらっと触れる程度にします。
読み飛ばしていただいても構いません。
本題はその後で、
- TOYOTA Walletとどう向き合う?
- 切り離された6gramどうする?
を、実際にTOYOTA Walletと6gramをメイン決済ルートとして利用した私の選択を例にお話します。
そして、きっと三井住友ゴールドカードNLの100万円修行にも6gramを活用されている方も一部いらっしゃると思うので、
- 三井住友ゴールドカードNL100万円修行をどう続ける?
にも触れたいと思います。
今回のTOYOTA Walletの6gram封鎖の対処法を、みなさん自身が検討する上で参考になる気付きを与えられたら嬉しいです。
また、今後も起こり得るサービス改悪と向き合い方のヒントにもなれたらという思いで最後まで書きまとめていきます。
何故6gramが注目されていたのか

こちらのパートはさらっと行きます。
先にお伝えした通り、TOYOTA Walletでは
- 2021年10月までは「毎日毎回1.5%キャッシュバック」キャンペーン
- 2021年11月からは「100円につき1円(1.0%)のTOYOTA Walletの残高キャッシュバック」
といった大型キャッシュバックイベントが開催されています。

一般的なクレジットカードのポイント還元率が0.5%~1%と言われる中、1.5%キャッシュバックというのは高還元率でした。

2021年11月以降、1%に還元率は引き下げられたものの、クレジットカードからTOYOTA Walletへ残高チャージが可能なため、クレジットカードとTOYOTA Walletの双方から還元を受けることができます。
例えば、楽天カードからTOYOTA Walletへチャージして、TOYOTA Walletの残高で買い物をすると、楽天カードの1%ポイント還元とTOYOTA Walletの1%キャッシュバックの両方を得られるということです。
楽天カード
↓ 1%
TOYOTA Wallet
↓ 2021年11月から1%
iDでの支払い
=合計2%還元(端数カットあり)
こうしたクレジットカードからTOYOTA Walletへチャージして還元率を高めた残高の「プール先」として相性が良いと注目されたのが6gramでした。
楽天カード
↓ 1%
TOYOTA Wallet
↓ 6gram決済利用可能だった当時1.5%
6gram
=合計2.5%還元(端数カットなし)
- 残高上限が5万円まで
- チャージ限度額が月30万円まで
- キャッシュバックは100円未満が切り捨て
- iDやMastercardコンタクトレスで支払い

- 残高上限が50万円と高額
- TOYOTA Walletのキャッシュバック対象(2021年9月26日まで)
- QUICPayで支払い
- 月5,000円までならPayPayでの支払いにも(→3Dセキュア対応により上限額引き上げ)
- リアルカードがあればカード決済可能
- 3Dセキュア対応への期待(→2021年10月対応)

上記のような特徴から下記のような思惑が生まれたからだと思います(私がそうでした)。
TOYOTA Walletには5万円までしかため込んでおけない
⇒6gramにチャージすると50万円までプールできる
TOYOTA Walletの支払時にはごく少額とは言えキャッシュバック対象外となる端数が発生する
⇒6gramへのチャージ額を調整することで端数発生を回避できる
TOYOTA Walletは支払い場面が限られる
⇒6gramだとカード払いもできるし、今後の3Dセキュア対応で支払える場面が広がりそう
私を含め、TOYOTA Walletの使い勝手の悪さをカバーするのに最も相性が良いのが6gramと考えた人が多かったのでしょう。
TOYOTA Walletとどう向き合う?

ここからが本題です。
6gramルートが塞がれたとは言え、TOYOTA Walletのキャッシュバックが1%に引き下げられたとは言え、キャンペーン開催期間中は、TOYOTA Walletの活用を諦める選択肢は、仕組みで節約したい私にとって無いかなぁと思います。
何とか日々の出費を、TOYOTA Walletのキャッシュバックを通ったお金で充当したい。
6gram封鎖まで、私が実践していたメインの決済ルートは下記の通りです。
楽天カード:楽天市場で2万円購入した月
↓ 2%(増量は月10万円まで、以降1%)
Kyash Card
↓ 0.2%(対象は月5万円まで)
↓ TW側の制限でチャージは月30万円まで
TOYOTA Wallet
↓ 1.5%
6gram
↓
QUICPayでの支払い
=合計3.7%還元(端数カット無し)
2021年9月27日以降、このルートがかなわなくなりました。
【代替策1】モバイルSuicaにチャージする

楽天カード:楽天市場で2万円購入した月
↓ 2%(増量は月10万円まで、以降1%)
Kyash Card
↓ 0.2%(対象は月5万円まで)
↓ TW側の制限でチャージは月30万円まで
TOYOTA Wallet
↓ 1%
モバイルSuica
↓ JR東日本の在来線利用時のみ2%
Suicaでの支払い
=合計3.2%還元(端数カット無し)〜5.2%還元(端数カットあり)
モバイルSuicaの残高上限が2万円なので、6gramの残高50万円に比べて圧倒的に少ないため、ストック先としては力不足感を否めません。

しかし、モバイルSuicaは非常に使い勝手の良い代替ルートだと思います。
JR東日本の在来線を使うならこの上無い還元率に。
JR東日本の在来線利用以外ではJREポイントが加算されませんが、他の鉄道やバス移動の他、普段の買い物でも交通系電子マネー「Suica」を使える場面が多い印象です。

ただ、モバイルSuicaも、6gramやnanacoやWAONと同様に塞がれてしまうんじゃないかと容易に想像できる候補のひとつ。
TOYOTA Walletが公開しているドキュメント「ご利用上の注意」の「ご利用できない加盟店」で名指しはされてないんですけどね。
各種プリペイド・電子マネーの購入・チャージ代金のお支払い
「ご利用上の注意(TOYOTA Wallet 残高)」の「ご利用できない加盟店について」
と書かれているので、いつかは塞がれると覚悟しておくくらいが良いかもしれません。
封鎖【代替策2】楽天Edyにチャージする
【2021年11月10日追記】とうとう楽天Edyへのチャージも塞がれてしまいましたね。
どうやら封鎖したのはTOYOTA Wallet側ではなく楽天Edy側?
どちらにしても今後はTOYOTA Walletから楽天Edyへのチャージが不可になりました。

楽天カード:楽天市場で2万円購入した月
↓ 2%(増量は月10万円まで、以降1%)
Kyash Card
↓ 0.2%(対象は月5万円まで)
↓ TW側の制限でチャージは月30万円まで
TOYOTA Wallet
↓ 1%
楽天Edy
↓ 0.5%
楽天Edyでの支払い
=合計3.2%還元(端数カット無し)〜3.7%還元(端数カットあり)
楽天Edyは、TOYOTA Walletが公開しているドキュメント「ご利用上の注意」の「ご利用できない加盟店」で名指しされています。
弊社発行のプリペイドカード/nanaco クレジットチャージ/楽天 Edy/V プリカ/POINT WALLET VISA PREPAID/Pollet Visa Prepaid/キーゴ/ウェブマネー/au PAY/Revolut など
「ご利用上の注意(TOYOTA Wallet 残高)」の「ご利用できない加盟店について」

だけど実際にTOYOTA Walletからチャージできて、キャッシュバックもされてきたという事実も。
SNS上では楽天Edyも塞がられるんじゃないの?という憶測が見られました。
今後、塞がれてしまうんじゃないか候補の筆頭でしょうね(結果、塞がれました)
最大還元を考えると楽天Edyルートでしょうが、、楽天Edy側にもチャージ元のクレジットカードは本人名義以外はダメだとの記載があるため、私は、もともと楽天Edyへのチャージを敬遠していました。
そもそも、どういう理由で発動したのか私の楽天Edyアプリは「セキュリティチェック」状態なんですよね。

セキュリティチェックが行われていると、楽天Edyへチャージすることができません。

アプリ上に状態確認を担当者へ報告するボタンがあって報告してるんですが、一向に解消されません。どうやら楽天Edyカスタマーデスクに問い合わせないと解消しないことがあるそうです。

【代替策3】TOYOTA Walletで支払う

TOYOTA Walletまでで止めちゃうのもアリかもしれないですね。
十分にポイ活の恩恵を受けることができていると考え、最後の支払時の端数カットを許容します。
楽天カード:楽天市場で2万円購入した月
↓ 2%(増量は月10万円まで、以降1%)
Kyash Card
↓ 0.2%(対象は月5万円まで)
↓ TW側の制限でチャージは月30万円まで
TOYOTA Wallet
↓ 1%
iDでの支払い
=合計3.2%還元(端数カットあり)
最大効率をあれこれ考え悩む方が、時間単価に合わないかもしれませんしね。
モバイルSuicaも塞がれたとしても、トータル3.2%は、スマホ決済サービスやクレジットカードのキャンペーンの無い通常においては最高水準の還元率のため、私はこちらに落ち着くと思います。
切り離された6gramはどうする?

TOYOTA Walletからのチャージが封鎖されてしまった以上、私の中で6gramの利用価値はほぼ無くなってしまいました。。
私は、既に6gramへチャージした残高は、d払い、PayPay、QUICPayで使い切ります。
使い切った時点で「基本的に」利用終了の流れです。
- d払いが使えるお店 ⇒ d払いを優先(+0.5%還元)
- d払いは使えないがPayPayまたはQUICPayが使えるお店 ⇒ PayPayまたはQUICPay
- 6gramで支払えるオンラインサービス(PayPalやLINEギフト)⇒6gram
6gram残高の使い切りで「基本的に」と含みを持たせたのは、三井住友ゴールドカードNL100万円修行に使い道が残されているかも?と考えたからです。
三井住友ゴールドカードNLの下記特典を得るためには年間100万円の利用が必要です。
・年会費5,500円→永年無料
・1万ポイント(年間100万円利用時に還元率1.5%)
TOYOTA Walletを除いたこちらのルート。
三井住友ゴールドカードNL
↓ 1.5%(年間100万円利用時)
Kyash Card
↓ 0.2%(対象は月5万円まで)
6gram=合計1.7%還元(端数カット無し)
三井住友ゴールドカードNL
↓ 1.5%(年間100万円利用時)
6gram=1.5%還元(端数カット無し)
還元率が一気に寂しくなりました。
しかし、普段利用で三井住友ゴールドカードNLから100万円を支払えそうにないことが分かった時点で、不足分をKyash Card経由で6gramにストックするという活用法もアリかなと思いました。
しかし、これはあくまで最終手段で、三井住友ゴールドカードNLの修行はTOYOTA Walletを通したいです。
三井住友ゴールドカードNL100万円修行をどう続ける?

私は、
・SBI証券の投資信託クレジットカード積立で1%ポイント還元
・コンビニでの支払いで最大5%ポイント還元
に魅力を感じて、三井住友ゴールドカードNLを発行しました。
ノーマルの三井住友カードNLからのアップグレードです。

年会費永年無料とポイント還元率1.5%への引き上げを狙って、三井住友カードゴールドNLの年間100万利用の修行中です。
今回の6gram封鎖のような改悪があり得ると考え、Kyash Cardの還元上限の月5万円は無視して、早期に100万円を達成と逃げ切ろうとしていました。

三井住友ゴールドカードNL
↓ 1.5%(年間100万円利用時)
Kyash Card
↓ 0.2%(対象は月5万円まで)
↓ TW側の制限でチャージは月30万円まで
TOYOTA Wallet
↓ 1%
6gram=合計2.7%還元(端数カット無し)
私は、モバイルSuicaルートにするか、モバイルSuicaも塞がれてしまったらTOYOTA Wallet止まりでiDで支払うことにすると思います。
TOYOTA Walletのキャッシュバックキャンペーン開催期間中は、TOYOTA Walletを使わない手は無いと考えるからです。
三井住友ゴールドカードNL修行でも3%超えの還元を期待できるのはやはり大きいです。
三井住友ゴールドカードNL
↓ 1.5%(年間100万円利用時)
Kyash Card
↓ 0.2%(対象は月5万円まで)
↓ TW側の制限でチャージは月30万円まで
TOYOTA Wallet
↓ 1%
モバイルSuica
↓ JR東日本の在来線利用時のみ2%
Suicaでの支払い
=合計3.2%還元(端数カット無し)〜5.2%還元(端数カットあり)
今回、TOYOTA Wallet側が6gramへの決済利用を塞いだように、Kyash側がTOYOTA Walletへの決済利用を塞がない限り続けるでしょうね。
TOYOTA Walletへの決済利用がKyashポイントの還元対象から除外されるくらいなら、今の0.2%で月上限100ポイントという還元の低さから、スルーすると思います。

あとは、修行ルート上のサービス改悪を気にし過ぎるのは時間単価に合わないと考えるため、さっさと三井住友ゴールドカードNLの年間100万円の修行を終わらせたいです。
2%還元キャンペーン期間中のVISA LINE Payクレジットカードより還元率が目減りしたとしても、クレジットカードしか使えない支払い場面で三井住友ゴールドカードNLを積極的に使っていくつもりです。

まぁ、先にあげたように、6gramへ残高上限の50万円を直接突っ込んで早々に終わらせるという荒業もあるんですけどね。
ここは粘ってみたいです。
チャージが面倒と感じた時の代替策
錬金ルートは遅かれ早かれ塞がれる
最後に、今回の6gram封鎖を受けて、ルート封鎖や改悪の度にチャージルートを考えたり、決済方法を変えたりするのはもうコリゴリだよという人向けに、おすすめのクレジットカードをご紹介します。
クレディセゾンが発行する「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード デジタル」、通称セゾンパールアメックスです。
6gramと同じ、スマホ決済にQUICPayが使えます。
そして、2022年3月までは3%相当の永久不滅ポイントがたまります(1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合)
例えば、Amazonギフト券は3%相当の交換アイテムです。

私は楽天市場の利用に絞っているため、Amazonギフト券ではなく「ポイントdeお買物サービス」で、クレジットカードの支払いに充当しています。
還元率が2.5%に減ってしまいますが、ポイントを貯め込まずきっちり使い切れる、私にとって心地よい使い方です。
- 年会費初年度無料
- 年1回以上のカード利用で翌年度も無料
- 完全ナンバーレスカード(スマホで確認できます)
- 最短5分で発行(申込からの全行程30分くらいでした)
- セゾンパールアメックスのメリットのおさらい
- 現在開催中の申し込みキャンペーンの確認
ができます。
チャージリレーに疲れたけど、高還元率は維持したい時の選択肢としてアリだと思います。
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