
イオン銀行には、サービス利用状況に応じた口座開設者特典「イオン銀行Myステージ」があります。

判定基準を満たした対象取引毎に「イオン銀行スコア」と呼ばれる点数が加算され、貯まった合計スコアでステージのランクが決定します。
イオン銀行の「プラチナステージ」とは

4段階のステージがある中で、プラチナステージは最高ランクにあたります。
必要なイオン銀行スコアは「150点以上」。
プラチナステージの特典内容は下記の通りです。
金利は銀行の普通預金口座の中でかなり高い水準です。
しかし、最初にゼロが付く時点でスルーして良いかなぁと考えています。
魅力的なのは各手数料の無料回数。
イオン銀行以外のATM入出金や振込手数料無料が5回もあれば、普段の生活で困ることはまず無いでしょう(オーバースペックかもしれません)
イオン銀行の「ゴールドステージ」とは

ゴールドステージは、プラチナに次ぐステージで、必要なイオン銀行スコアは「100点以上」です。
ゴールドステージの特典内容は下記の通り。
イオン銀行ATMなら年中手数料無料。
イオン系列店が近所にあれば、取引無料回数が3回ずつのゴールドステージでも事足りそうです。
振込先が沢山あるような特別な使い方をしない限り、こちらのゴールドステージを目指すのが現実的だと思います。
イオン銀行の「シルバーステージ」とは

シルバーステージは、プラチナに次ぐステージで、必要なイオン銀行スコアは「50点以上」です。
シルバーステージの特典内容は下記の通り。
シルバーステージはイオン銀行以外の銀行宛振込手数料無料回数が1回だけ。
定期的な振込が1件でもあれば、それだけで無料回数が終わってしまうので不便そうです。
うーん、やっぱりゴールドステージは達成したいところです。
イオン銀行Myステージの攻略難易度
結論から言うと、かなり難しいと思います。
一方、楽天銀行の会員ステージは預金残高のみでステージアップできるため、上位ステージのクリアは比較的容易です。

例えば、ATM利用手数料無料回数が月5回、他行振込手数料が月3回を得られる「VIP」は、預金残高が100万円あるだけで達成。
生活防衛資金分として、楽天銀行の普通預金口座に預けておくだけで達成ということになります。

シラタキ家は夫婦それぞれで個人用口座として楽天銀行に口座を持っています。
実際に、それぞれの生活防衛資金を預けているだけで、VIP~スーパーVIPのステージを維持できています(ATM利用や他行振込が気になりません)

ところが、イオン銀行ではそう簡単にいきません。
生活口座として普通に使っていて、ただ単に預金残高があるだけでは、他行宛振込手数料が月1回無料になるシルバーステージすら達成が難しいでしょう。
イオン銀行をお得に利用するには、ステージ達成を目指した工夫が必要になってきます。
イオン銀行開設とゴールドステージ攻略
家庭用口座として新たに口座を開設することになったシラタキ家。
楽天銀行は夫婦それぞれで個人用口座を開設しているため、楽天銀行以外で開設する必要がありました。
そこでネット銀行の中から選んだのがイオン銀行でした。
詳しい背景については下記記事をご参照ください。
ブログネタ的には景気よく「プラチナステージ」を目指します!と宣言するのが良いんですが、倹約生活を送っているシラタキ家は、無理なく「ゴールドステージ」をキープすることに決めました。
ゴールドステージを攻略するための対象取引
ここからは、イオン銀行のステージをどう攻略し、お得に活用しているのか、シラタキ家の実践例を紹介したいと思います。
あくまで私ならこう考えてシラタキ家はこうしているというもので、この方法を推奨するものではありません。
イオン銀行Myステージの特典獲得は、お金に困らない豊かな生活を送るための節約の一手段であって、目的ではありません。
これは楽天のポイントアッププログラム「SPU」の攻略と同じ考え方です。
そのため、イオン銀行スコアにカウントされる対象取引の中で、経済合理性にかなわないと考えた対象取引はスルーしました。
- イオン銀行ステージが下がるのを何とかくい止めたい
- プラチナステージにするはどうれば良いんだろう?
- プラチナステージを維持したい
そんなステージアップや維持する方法を検討中の方にとって、何らかの気付きになれれば嬉しいです。
イオンカードセレクト
10点
キャッシュカード+クレジットカード+WAONが一体となった、イオンカードセレクトを発行するだけです。
デビットカードでも良いようで、これは普通に誰もが容易にクリアできそうです。
シラタキ家は最寄りのスーパーがマックスバリューの家に引っ越しました。
また、2020年4月以降、WAON POINTカード提示による特典が制限(現金専用/お客様感謝デー割引対象外/ボーナスポイント付与対象外)されたこともあり、マックスバリューでお得に買い物ができるようイオンセレクトカードを発行しました。
積立式定期預金
10点
500円からの積立金額と、用途別などの複数本の積立ができる、柔軟性の高い積立定期預金制度。
シラタキ家では、この積立式定期貯金を活用して、生活防衛資金とは別に3年以内に使いそうなまとまったお金を確保しています。
iDeCo掛金
30点
iDeCoの掛金の引き落とし口座としてイオン銀行を指定するだけ。
iDeCo口座を開設している証券会社から毎月引き落とされます。
私は楽天証券にiDeCo口座を開設しています。
イオン銀行ではみずほ銀行が提供しているiDeCoを案内しているため、振替先のiDeCo口座はみずほ銀行のものでなければならない?という疑問がわきました。
そこで、無邪気にイオン銀行WebサイトのWebチャットで尋ねてみました。

イオン銀行スコアの判定「iDeCo掛金の口座振替」は、みずほ銀行以外で開設したiDeCo口座への振替も適用されますか?
すると即答でした。

これにはビックリ。
みずほ銀行以外で開設したiDeCo口座への振替でも適用されるみたいです。
インターネットバンキング
30点
インターネットで残高照会や振込ができるインターネットバンキング。
いちいちATMまで赴かなくても他行へ振込できるので便利。
イオン銀行を利用するにあたって登録しない理由は無いと思います。
給与の受け取り
30点
職場で給与受け取りの口座の変更手続きが必要ですが、1回変更してしまえばOK。
ただ、楽天銀行を個人利用口座として利用している私の場合、家族用口座のイオン銀行から生活費を差し引いて楽天銀行へ振り替えるという手間が発生します。
年2回の賞与は楽天銀行へ振り込んでもらっています。
楽天銀行で給与受け取りによる他行振込手数料回数増加の特典を得られなくなりますが、ハッピープログラム「VIP」ステージの他行振込手数料無料回数3回で十分事足りています。
WAONの利用とオートチャージ
WAONオートチャージの利用【月間実績】
10点~100点+10点
買い物で電子マネーWAONで支払うだけ。
オートチャージは設定しているだけではダメで、オートチャージの実績がないといけません。
オートチャージ機能の初期設定は、残高3,000円未満になる時に、3,000円がチャージされるそうです。
シラタキ家の場合、最寄りのマックスバリューで生鮮食品や日配を購入しています。
普段は2021年4月までポイント還元率3%のVISA LINE Payクレジットカードを利用していて、お客様感謝デーのみ、5%オフの対象になるためWAONで支払っています。
月1回程度なので、オートチャージ実績が1回あるか無いか。
仮にオートチャージ実績のない月があったとしても、これまで挙げた対象取引でゴールドステージに必要なイオン銀行スコア100点をクリアできます。
スルーする対象取引
スルーしたものについても簡単に触れます。
イオンゴールドカードセレクト
30点
メインカードは、楽天カードとVISA LINE Payクレジットカードです。
イオンカードセレクトを利用するのはイオン系列店で買い物する場合のみを想定しています。
倹約生活を続けいる限り、イオンカードセレクトの年間利用金額は100万円に届くことは無いため、ゴールドカードを手にすることは無いでしょう。
投資信託
投信自動積立の口座振替【月間実績】
10点~100点+30点
夫婦のNISAとiDeCo、子供のジュニアNISAで年間拠出上限金額を投資にまわし、これらの税制優遇制度をフルに活用できていれば、小金持ちになるための投資は十分かなぁと。
楽天証券に加えてイオン銀行でも投資信託を保有する必要は無いと判断しました。
今の生活も大切にしたいので、生活防衛資金の補充や自己投資へまわす考えです。
外貨普通預金積立
外貨普通預金積立の口座振替【月間実績】
10点~100点+30点
手数料や為替リスクを考慮し控えました。
NISA
30点
一時、ジュニアNISAの口座開設を検討しましたが、イオン銀行は楽天銀行やSBI証券に比べて取扱商品が揃っていないためスルーしました。
各種ローン
無担保ローン残高(証貸/カードローン含む)【月末残高】
住宅ローン残高(フラット35含む)【月末残高(月間実績)】
カードローンのみ10点/他各30点
ローンは倹約生活を送る上で避けたいもの。
急遽必要になったまとまった支出には、生活防衛資金、積立式定期預金、投資で築いた資産の3段構えで備えます。
家は少なくとも子供が社会人になるまで賃貸の考えです。
プラチナステージを目指さなかった理由
正直に言うと、記事を書き上げる直前までプラチナステージを目指す想定で書き進めていたんですが「ジュニアNISA」の攻略を諦めたため、ゴールドステージに目標を引き下げました。
プラチナステージを目指そうとすると、節約のスタンスを曲げて、それこそプラチナステージ達成が目的化してしまうため控えました。
プラチナステージを維持するとなると、「投資信託」「外貨普通預金」を最小単価で1回だけ取引して、それぞれの残高保有でイオン銀行スコア+20点を目指すでしょうか。
これくらいなら時間単価にも合った方法かなぁと思います。

楽天SPUや会員ランク攻略の記事でも書いたように、ステージ別特典は距離感が大切だと思います。

みなさんはイオン銀行Myステージとどのように向き合われていますか?
先に書いた通り、イオン系列店での支払いでも、2021年4月までポイント還元率3%のVISA LINE Payクレジットカードを使用しています。
イオンの株主優待「オーナーズカード」の割引利用時やお客様感謝デー以外では、WAONやイオンカードで支払うよりもお得です。
2021年5月からは、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードを発行して、QUICPay(クイックペイ)で支払う予定です。
イオン系列店ではQUICPayを使えますしね。
永久不滅ポイントが貯まり、そのポイント還元率は3%相当(1ポイント5円相当のアイテムと交換した場合)
支払い方法を工夫するだけでイオンでの買い物がほんの少しだけお得に。
イオンを頻繁に利用する方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
コメント
外貨投資についてはやったほうがいいですよ。
1円の投資でも10点もらえるので、一度きりの手数料を払って10点を永久確保すると思えばかなり得であると思います。
ちなみに私はオーストラリアドル1ドルだけ外貨に預けています。出費は76円、1回こっきりです。この10点のおかげでシルバー安定、ゴールドも狙える位置にいます。
節約ちゃんさん、コメントありがとうございます!
確かにそうですね!
外貨預金残高1円から10点だから1回限り預けて放置は、
時間単価の観点からも理にかなった方法です。
私も実践してみます。