
楽天経済圏のキャッシュレス決済方法は複数あります。
代表的なものを挙げると下記の通りです。
- 楽天ペイ
- コード・QR払い
- 楽天カード
- 楽天キャッシュ
- 楽天ポイント(通常ポイント+期間限定ポイント)
- モバイルSuica(楽天カードからのチャージのみ)
- コード・QR払い
- 楽天Edy(電子マネー)
- 楽天カード
お店が対応しているキャッシュレス決済方法を使用すれば良いですが、複数対応している場合はどれを選択するべきか。
楽天のキャッシュレス決済を利用しているのであれば、ポイントに敏感な人のはずで、一度は考えたことがあるのではないかと思います。
どれを使ったら良いのか分からず、ポイント還元キャンペーンに流されるままいろんな決済方法に手を付けてどれもが中途半端になっている場合も少なくなさそうです。
「この場合はこれを優先して使えば良い」という軸があると節約に繋がりやすく、いちいち支払い方法に悩むストレスも軽減できます。
楽天ペイを使うべきか楽天Edyを使うべきか。はたまた楽天カードなのか。
そんな疑問を解消するための考え方を提案したいと思います。
ライフスタイルの最適解が人それぞれなのと同じく、キャッシュレス決済も人それぞれだと考えます。
こちらのブログ記事で何かしらの気付きを与えられたら嬉しいです。
【1位】楽天市場で2万円以上買い物した月は「楽天カード」

あくまで
- 楽天市場で2万円以上買い物した月
- 「楽天市場で楽天カードをご利用の方 街でのご利用分がポイント2倍」キャンペーン開催月
に限ります。
キャンペーンにエントリーすると、街での楽天カード利用分が、通常1%ポイント還元のところ、2倍の2%ポイント還元になります。
楽天スーパーセールやお買い物マラソンで買い回りすると、2万円以上の買い物に到達することもあるのではないでしょうか。
こちらのキャンペーンは、楽天カードだけでなく、楽天ペイでの支払いも対象です。
- 楽天カード:1%→2%
- 楽天ペイのコード・QR払い(支払元:楽天カード):1%→2%
楽天ペイを使えるお店は、経験上、ほぼほぼ楽天カード(クレジットカード)を使えます。
敢えて楽天ペイを使う必要は無いじゃないかと思われるかもしれませんが、楽天ペイはポイント払いと併用可能。
例えば、期間限定ポイントを使い切った上で、残額を楽天カードを支払元としたコード・QR払いができます。
【2位】楽天ペイの「楽天キャッシュチャージ払い」

楽天市場で2万円以上買い物した月以外においてお得な支払い方法は。
先にまとめたそれぞれのキャッシュレス決済方法にポイント還元率を追記すると下記の通りです。
- 楽天ペイ
- コード・QR払い
- 楽天カード:1%
- 楽天キャッシュ:1.5%(チャージ:0.5%+支払い:1%)
- 楽天ポイント(通常ポイント+期間限定ポイント):1%
- モバイルSuica(楽天カードからのチャージのみ):0.5%
- コード・QR払い
- 楽天Edy(電子マネー):1%(チャージ:0.5%+支払い:0.5%)
- 楽天カード:1%
楽天ペイを使える場面においては、楽天ペイで楽天キャッシュにチャージして支払うのが最もポイント還元率が高い方法です。

楽天キャッシュは、楽天の電子マネーサービスです。
スマホ決済アプリ「楽天ペイ」を使って利用します。
交通系ICカードの「Suica」や「PASMO」と同じで、予めチャージして残高から支払うプリペイドタイプです。

楽天キャッシュのメリットは、
- 楽天カードから楽天キャッシュへチャージする時
- 楽天キャッシュのチャージ残高から支払う時
の両方のタイミングで、楽天ポイントが貯まること。

- 楽天カードから楽天キャッシュへチャージする時
⇒200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%) - 楽天キャッシュのチャージ残高から支払う時
⇒100円ごとに1ポイント(ポイント還元率1%)
チャージする金額を指定できるため、200円単位でチャージすれば、ポイント還元対象とならない端数は発生しません。
一方、楽天キャッシュのチャージ残高から支払う時は、100円未満の端数はポイント還元とならず切り捨てです。
端数が発生しなければ、最大の合計1.5%のポイント還元を得ることができます。

チャージした楽天キャッシュで支払えなくては意味がありません。
普段の買い物や飲食で楽天ペイを利用できるお店が、自宅や職場等であるかどうかが重要。

楽天キャッシュは楽天市場でも使えますが、楽天カードのクレジット決済
・楽天カード:2%(楽天プレミアムカード:4%)
・楽天銀行+楽天カード:1%
で合計3%の方がポイント還元率が高く、楽天ペイを支払いにあてるのは得策ではありません。

私の場合、近所にドラッグストアのココカラファインがあります。
また、週末のおでかけでたまに楽天キャッシュを使えるお店に遭遇するので、チャージした楽天キャッシュを消化することが可能です。
ちなみに、コンビニエンスストアへは、突発的な急ぎの買い物が無い限り行きません。
割高なコンビニを頻繁に使っていると節約にならないと思っています。
2020年10月に開催していた「楽天カードでのEdyチャージ、楽天キャッシュチャージがポイント+2%還元!」のような、ポイント還元キャンペーンをまたやってくれないかなぁ。

と言ってたら、楽天キャッシュのチャージでポイントがもらえるキャンペーンを久々にやってくれました笑

こちらの記事を読まれている時点で既に楽天ペイへの楽天カード登録は済まれているかと思うので「すでにご登録いただいている方」の方
- カード払い:9.5%(キャンペーン特典分8.5%)
- チャージ払い:10%(キャンペーン特典分8.5%)

特に買い物予定が無くても、楽天カードからチャージするだけでもキャンペーン特典8.5%分のポイントがもらえます。キャンペーンにエントリーして楽天カードから楽天キャッシュへチャージするだけの30秒もかからない簡単な操作。5,900円チャージすれば、キャンペーン進呈上限の500ポイントに達します。


私は、直近で特に買い物予定が無いので、ひとまず楽天キャッシュへ5,900円を楽天カードからチャージしました。
【3位】楽天市場で2万円以上買い物しなかったとしても「楽天カード」

お店によっては、キャッシュレス決済はクレジットカードしか使えないという場面も。
そんな場面においては楽天カードで支払うしかありません。
楽天Edyとクレジットカードが使えるという場面においても、楽天カードでしょう。
楽天カードのポイント還元は、
- 支払予定額100円につき1ポイント
- クレジット決済時の都度ではなく、支払予定額が仮確定した1度のため、端数が発生しにくい
という、楽天Edyに勝るポイント還元メリットがあります。

【4位】楽天Edy
楽天Edyもチャージと支払いと両方のタイミングでポイントが付与されます。
- 楽天カードから楽天Edyへチャージする時
- Edy残高から支払う時
ダブルで貯まってお得に見えそうですが、
それぞれのポイント還元率は、
- 楽天カードから楽天Edyへチャージする時
⇒200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%) - Edy残高から支払う時
⇒200円ごとに1ポイント(ポイント還元率0.5%)
楽天ペイと同様に、チャージする金額を指定できるため、200円単位でチャージすれば、ポイント還元対象とならない端数は発生しません。
一方、楽天キャッシュのチャージ残高から支払う時は、200円未満の端数はポイント還元とならず切り捨てです。
端数が発生しなければ、最大の合計1%のポイント還元を得ることができます。
都内を頻繁におでかけしている中で、「楽天Edyが使えて楽天ペイが使えないお店」はよく遭遇しますが、「楽天Edyを使えてクレジットカードが使えないというお店」は数える程度しか見たことがありません。
ポイント還元効率の悪い楽天Edyで支払わず、楽天カードで支払うのが賢い選択でしょう。
楽天カードを持ち合わせていなくても、楽天ペイで支払元を楽天カードにして支払えばOK。
楽天Edyの出番は無いでしょう。
楽天ポイントを貯めることにこだわりがなければ
ここまでは、あくまで、楽天ポイントを貯めることにこだわった場合のキャッシュレス決済の優先順位です。
楽天ポイントに貯めるポイントを集約しておくと節約の平均点は取れます。
楽天以外の支払い方法を取り入れようとすると、
- ポイントが分散する
- ポイントの管理の手間がかかる
- 情報収集に時間を費やす
といった負の側面も表れてくるでしょう。
私は楽天経済圏のサービスに軸足を置いて楽天ポイントを貯めつつ、楽天以外のサービスや支払い方法を取り入れ始めています。
ある程度パターン化できれば、上記の負の側面を上回る節約メリットが得られるのではないかと考えているからです。
VISA LINE Payクレジットカード

1つ目の候補は、LINEが発行するクレジットカードです。
2021年4月に3%ポイント還元は終了したものの、2022年4月まで2%ポイント還元と、未だに楽天カードを上回る還元率を誇ります。
クレジットカードで支払う際にはこのVISA LINE Payクレジットカードを使っています。
貯まるのはLINEポイントで、PayPayボーナスへ等価交換可能。
キャッシュレス決済がPayPayしか使えないお店も数多くあります。
そんな時、LINEポイントから交換したPayPayボーナスを消化して支払います。
PayPayボーナスを使い切ったら、PayPayの支払元にVISA LINE Payクレジットカードを設定すればOK。
PayPayでの支払いでもLINEポイントが貯まるようになります。

3%ポイント還元の時は、支払いのほとんどをVISA LINE Payクレジットカードへ集約していました。引き続き、2%ポイント還元の2022年4月までは、VISA LINE Payクレジットカードにお世話になるつもりです。
セゾンパールアメックスでQUICPay

2つ目の候補は、クレディセゾンが発行するセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードです。
2022年3月までQUICPayで支払うと3%相当のポイント還元が得られます。
3%ポイント還元が終わるVISA LINE Payクレジットカードからの乗り換えを検討している人も少なからずいるのではないでしょうか。
貯まるのは永久不滅ポイントで、Amazonギフト券等へ交換できます。

楽天市場をメインに使っている私はAmazonをほとんど使う機会が無いため、永久不滅ポイントを交換するとしたらPontaポイントです。還元率が2.7%に落ちてしまいますが。。
QUICPayで支払う必要がありますが、日々のおでかけで気に掛けているとQUICPayが使えるお店は多い印象です。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード公式サイトでは、- セゾンパールアメックスのメリットのおさらい
- 開催中の新規入会キャンペーンの確認
ができます。既にセゾンカード会員なら最短5分でデジタルカードを発行できてしまうそうです。
思い立ったらすぐにQUICPayの3%相当のポイント還元を試せるのは大きなメリットだと思います。
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