
2021年4月1日より、楽天モバイルは新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT(アンリミット)VI(シックス)」をスタートしました。
- データ通信量で変わる段階制料金
- 1GBまでは0円(無料)
- 1GB〜3GBは1,078円
- 3GB〜20GBは2,178円
- 20GB超は3,278円(データ通信使い放題)

楽天モバイルの新料金プランは、低容量データ通信において価格を抑えたことで、サブブランドやその他格安SIM会社に対抗。
1GBまで0円、3GBまで1,078円って、楽天経済圏のような他の儲けの源泉が無い限り到底出せない価格設計です。
モバイル事業への相当な覚悟、トップの英断があったんでしょう。
スマホの利用スタイルによって注目ポイントが分かれてきそうです。
こちらのブログ記事では、楽天モバイルの新料金プランの注意点を挙げた上で、1GBまで0円を活かした「0円運用」を中心に、下記3段階に分けて、そのメリットついて書きまとめたいと思います。
- 1GBまでは0円(無料)
- 1GB〜3GBは1,078円と3GB〜20GBは2,178円
- 20GB超は3,278円(データ通信使い放題)
新料金プランの注意点
パートナー回線エリアでの高速データ通信5GB制限は継続

大手キャリアのサブブランド「ahamo」「povo」「LINEMO」のように、電波が入るところなら「どこでも」「20GBまで」高速データ通信を使えるというわけではありません。
高速データ通信使い放題はあくまで楽天回線エリア内での話。
これまで通り、パートナー回線エリアでは5GBまでの高速データ通信の制限があります。
今回の新料金プラン発表でその制限が撤廃された訳ではありません。

生活圏が楽天回線エリアではない人は、引き続き、楽天モバイルに勝ってahamoやpovo、LINEMOが有力な乗り換え候補になると思います。
低速モードでもデータ通信量がカウントされる

パートナー回線エリアでの使用の話です。
「my楽天モバイル」アプリ上でデータ高速モードをオフにした「低速モード」でも、段階性料金のデータ通信量がカウントされます。
料金判定においては、低速モードでギガを節約したとしても、高速データ通信と同じです。
これで決して低速モードが使えなくなった訳ではありません。
生活圏の全てが楽天回線エリアではなく、ちょくちょくパートナー回線エリアに入ってしまう人にとっては、低速モードの常時利用で、いざという時の5GBの高速データ通信容量を温存するメリットはあると思います。

移動が多くて、楽天回線エリアとパートナー回線エリアとを行き来する(楽天モバイル公式サイトのマップでは全域楽天回線エリアのはずですが笑)私は、これまで通り低速モードを常時利用するつもりです。
〜1GB(0円運用)
月のデータ通信量でプラン料金が決まることになった楽天モバイル。月のデータ通信量が1GB未満であれば「0円」を達成することができます。
もちろん「Rakuten Link」アプリを使った国内通話かけ放題も、0円で利用できることになります。
自宅では光回線を利用していて、外出先で通信をほとんど使わない利用スタイルであれば、0円運用は現実的でしょう。
しかし、1点注意点が。1ヶ月間データ高速モードをオフにして、低速モードを使い続けたとしても0円になるという話ではありません。低速モードでもプラン料金の判定に用いられるデータ通信量はカウントされます。
新料金プランで料金を抑える目的だとしたら低速モードの利用は無意味で、データ通信量自体を減らさないと抑えられないという話です。
「1年間無料」が終わった後も、月額プラン料金を「無料」にする条件は通信モードに関係なく「データ通信量を1GB未満にする」です。
1GB~20GB
これまで続々と発表された大手3社メインブランド新プランの主戦場、20GBまでにおいても2,178円。
お得さはぶっちぎりです。

楽天モバイルがあくまで比較して欲しいのは、大手キャリアのサブブランド「ahamo」「povo」「LINEMO」
古巣でライバルだった格安SIM各社は、もう相手にならないと、比較表からすらバッサリ切った感じですね。
料金
- 1GB〜3GBは1,078円
- 3GB〜20GBは2,178円
- ahamo(docomo):20GB2,970円(標準で国内通話5分かけ放題付き)
- povo(au):20GB2,728円
- LINEMO(Softbank):20GB2,728円
高速データ通信
- 楽天回線エリア:使い放題
- パートナー回線エリア:5GB
- ahamo(docomo):20GB
- povo(au):20GB
- LINEMO(Softbank):20GB(LINE利用はギガを消費しない※一部サービスを除く)
国内通話かけ放題
Rakuten Linkアプリ利用でかけ放題
- ahamo(docomo):5分かけ放題
- povo(au):標準では無し
- LINEMO(Softbank):標準では無し
20GB超(データ通信使い放題)
自宅の光回線代わりに楽天モバイルをテザリング利用するといった、データ通信をガンガン使う人は、月20GBの通信料を超えることが予想され、月額は3,278円に。
こんな携帯キャリアサービスの使い方は、楽天回線エリアで高速データ通信使い放題の楽天モバイルでないと実現できないことだと思います。

3,278円で「スマホ代」も「自宅回線代」もまかなえちゃうなんて、一人暮らしにおいて楽天モバイルはこの上ないと節約だと思います。
新料金を受けて楽天モバイル乗り換えはアリ?
まずは結論から。
- 生活圏が楽天回線エリアの人は「アリ」
- 楽天回線エリア外の人は引き続き「ナシ」
新料金プラン発表前後で、私の見解に変わりはありません。


楽天モバイルは楽天回線のエリア拡大に積極的です。
私の自宅(神奈川県川崎市)もバリバリ楽天回線エリアのはずですが、屋内はパートナー回線エリアです(爆)
自宅に光回線を通しているので無問題ですが。。
一方、楽天回線エリア外の人は、
- 電話をあまり使わないならpovoかLINEMO
- 電話を度々使うならahamo
が選択例に挙がってくると思います。

仮に、私が楽天回線エリア外に住んでいたらpovoかLINEMOを選択すると思います。
電話をほとんどかけません。
かけるとしてもLINE電話ですからね。
企業への問い合わせはフリーダイヤルを使うし、電話予約しか受け付けていない飲食店(予約無しではふらっと行けないお店で)へは行きません。
田舎の両親にすすめるとしたら、電話しそうだし、ahamoかなと。
楽天モバイルに話を戻します。
楽天モバイルは料金面でもサービス面でも他社を圧倒しています(オンラインサポートを除く)
ここまでポイントメリットを一切出さずに話してますが、それでも他社に圧勝です。

オンラインでのサポートはお世辞でも良いとは言えません。
トラブル時には高い自己解決力が求められます。
楽天モバイルには携帯キャリア事業者としての責任を持った改善を期待しています。
もし、楽天市場や楽天カードなどの楽天経済圏を利用していて、楽天モバイルへ乗り換えていない人には「何やってんの!」と突っ込みたくなるレベルです。
- SPUで楽天市場のポイント還元率+1%
- ポイントでスマホ代を支払える(期間限定ポイントも使える)
- ランクアップ対象のポイントが貯まる(ダイヤモンド会員キープに貢献する)
プラン料金一年間無料のキャンペーンに乗っかれる今のうちが乗り換え時なのではないかと考えます。

「お得なサービスはお得なうちに」が節約の鉄則。
楽天ゴールドカードやKyashの改悪を教訓に学びました。
私も2021年1月に楽天モバイルへ乗り換えました。
正直、たまに繋がりにくいと感じることがありますが、楽天回線エリア内での通信はサクサクで概ね満足です。
この記事も楽天モバイル回線で執筆中です。
妻は先行して2020年夏に乗り換えてて、同じく外出時たまに繋がらないことがあるようですが、iPhone XRでも問題無く使えているようです。
楽天モバイルは頑張って通信アンテナを立てているようですので今後に期待しましょう。
- 新料金プランのおさらい
- 開催中のキャンペーン情報の確認
- 生活圏が楽天回線エリアかどうかの確認
- 手持ちのスマホをそのまま使えるかの確認
ができます。
楽天モバイルに興味をお持ちなら、一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。
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