
一連の楽天経済圏改悪の波が、とうとう楽天モバイルに及んでしまいましたね。
サービス開始以来、楽天モバイルの紹介記事を何本も書いてきました。
そのほとんどがメリットをうたったものばかりだったんですが、今回こうして改悪記事を書くことになろうとは。。
後出しジャンケンになってしまいますが、最近、楽天モバイルのアフィリエイト案内メールで「1GBまで0円」の訴求が無くなったことが気になっていました。
「もしかして『1GBまで0円』が近いうちに終わる?」と一瞬頭を過りました。
いずれ終わる日が来るとは思っていましたが、想定より早かったというのがぶっちゃけた感想です笑
これだけネット上で話題になっていますので、既に楽天モバイルの既存ユーザーに新料金プランの概要は届いているはず。
こちらのブログ記事は、さらっと新料金プランをおさらいした後に、
- 結局いわゆる「0円運用」ができるのはいつまでか?
- 友人に楽天モバイルからの乗り換えプランを提案するとしたら
- 0円運用が終了したら解約して他社に乗り換えるべきか考えてみた結果
について書きまとめたいと思います。
後者については、楽天モバイルユーザーの私の考えを具体的に紹介します。
読者、おそらく現在楽天モバイルを契約している方に、何かしら新しい気付きや行動のヒントを与えられたら嬉しいです。
2022年6月にスタートする楽天モバイルの新料金プラン
このパートはサラッといきます。

2022年5月13日の楽天の決算説明会で楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」が発表されました。

要点だけまとめます。
- 現行の「Rakuten UN-LIMIT VI」と新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の変更点は、「1GBまで0円」が撤廃され、0~3GBまで月額1,078円になったこと。
- 新料金プランのスタートは2022年7月1日から。
- そして、この新料金プランは楽天モバイルの新規契約ユーザーだけでなく既存ユーザーにも適用されるとのこと。
- 尚、新料金プラン移行の経過措置として、
データ利用量が1GB未満の場合は、- 2022年7月と8月:これまで通り無料
- 2022年9月と10月:新料金プランの1,078円の請求は発生するものの全額ポイント還元
楽天モバイルで0円運用できるのはいつまで?
2022年10月までです。

2022年9月と10月は、前記通り、データ利用量が1GB未満でも1,078円の請求は発生するもの全額ポイント還元されるため、0円運用可能と言って良いでしょう。

2022年11月から、楽天モバイル契約中は最低1,078円の請求が発生し、かつ、新料金プラン移行に伴う経過措置は無くなります。
つまり「0円運用」を目的に楽天モバイルユーザーを利用していた人には、2022年10月までに他社に乗り換えるか、最低1,078円を支払って楽天モバイルを継続するかの選択が求められます。
友人に楽天モバイルからの乗り換えプランを提案するとしたら
利用スタイルを下記(私と同じ)と想定し、友人への提案を考えてみました。
- 月のデータ使用量は10GB〜20GB未満
- スマホくらいは常時快適に使いたい
- とは言えスマホ代を節約したい
生活圏で回線利用に不満が無いなら
楽天モバイルを継続
20GBまでなら月額2,178円というお得感、仮に20GB以上使う場合も3,278円が上限という安心感は、楽天モバイルの大きなメリットです。
さらに、楽天モバイルキャリア決済と、新たに始まるダイヤモンド会員特典分を含めたSPU+3.5倍は、楽天市場での節約に貢献します。
今回の改悪を気にせず、楽天モバイルを継続することをおすすめすると思います。
生活圏で回線利用に不満があるなら
頻繁に電話をかけるなら
楽天モバイルを解約し、ahamoへMNP
月額2,970円。
国内通話5分間かけ放題がプラン料金に含まれているahamoをおすすめすると思います。
5分間であれば、運送業者への再配達連絡や病院の電話予約等、ちょっとした通話には十分ではないかと。
auカブコム証券 × au PAYカードで投信積立するなら
楽天モバイルを解約し、UQモバイル(くりこしプランM+5G)へMNP
月額2,728円。
楽天モバイル以外、主要キャリアの20GBプランの料金は各社ほぼ横並び。
そんな中、UQモバイルはauで投信積立時の特典があるため、他社よりお得に利用することができます。
積立上限の月50,000円を積み立てるなら1,000ポイント(2%)のPontaポイントが還元されるため、スマホ代が実質1,000円引きになります(実質月額1,728円)
LINEやPayPayを頻繁に使うなら
楽天モバイルを解約し、LINEMO(スマホプラン)へMNP
月額2,728円。
LINE利用のギガフリーに加え、ソフトバンクまとめて支払いがお得。
PayPayにPayPayカード以外のクレジットカードを紐付けて支払っても、PayPayからはポイント還元されません。
しかし、ソフトバンクまとめて支払いに他社のクレジットカードを紐付けて、ソフトバンクまとめて支払いでPayPay残高にチャージ、PayPay残高で支払うとポイント還元されます(0.5%還元)
これを機に家族でスマホ代をまとめたいなら
楽天モバイルを解約し、ワイモバイル(シンプルM)へMNP
月額3,278円(2回線目以降は2,090円)
一人利用は割高ですが、家族で回線数が増えれば増える程お得になって節約に。
前記のソフトバンクまとめて支払いも使えてPayPayもお得。
ただ単に回線を維持したいだけなら
- 楽天モバイルを解約し、povo2.0へMNP
- 楽天モバイルを解約し、LINEMO(ミニプラン)へMNP
第一候補はpovo。
180日間の有料トッピングが無ければ利用停止や契約解除になることがあるらしいので注意。
第二候補はPayPayポイント還元で6ヶ月間実質無料になるLINEMO(ミニプラン)。
「0円運用」が終了したら解約して他社に乗り換えるべきか考えてみた結果
今回の楽天モバイルの改悪発表、そしてこれまで一連の楽天経済圏の改悪。
楽天経済圏を活用して節約している私も残念に思っている一人です。
実は私も楽天モバイルの「0円運用」をしています。

2022年11月以降は0円運用がかなわなくなることを受け入れ、対応を検討する必要がありました。
7月に新料金プランへ強制移行されたとしても10月までは経過措置があります。
時間的猶予はあるのかなぁと思います。
決まってしまったことは仕方ありません。
感情を抑えつつ、私にとって最良な選択は何か、今後のスマホ代を試算して考えてみました。
- 1人で移動時にはYouTubeをBGM代わりに
- 電車や飲食店ではブログ執筆(必要に応じてネットで調査)
⇒動画のギガ消費量が多く、月間15GB前後を利用
MVNOから乗り換えた後の1年間無料期間中
【メインのみ】楽天モバイル:0円
1年間の無料期間中は楽天モバイル一本でした。
無料期間が終わるにあたり、このまま楽天モバイル1本で料金を支払いつつ使い続けるか、0円運用で他社を新たに契約するかを検討しました。
(そんな検討と選択ができたのは、楽天モバイルのデータ利用量1GB未満0円のおかげだったんですけどね)
- 楽天モバイルが発表しているマップはとっくの昔から楽天回線エリア内なのに、自宅の屋内屋外ともに楽天回線をつかめない(常時パートナー回線エリア)
- 日常の電車移動時や地下での利用で通信ができないことがある(特にスマホ決済時に困る)
楽天モバイルに月々2,178円のスマホ代(月15GB利用時)を支払うには、私の生活圏においてはまだ早いと判断。
せめて自宅で楽天回線がつかめるようになるまでは。。

将来は楽天モバイルへ一本化するものの、楽天回線が改善されるまで他社回線をメイン利用し、楽天モバイルのデータ利用量1GBまで無料の特典を活かしてサブ回線として残すことにしました。
楽天モバイルの一年間無料期間終了後(2022年5月現在)
- 【メイン】LINEMO(スマホプラン):2,728円
- 【サブ】楽天モバイル:0円運用(電話利用時のみ)
月々のスマホ代合計:2,728円
LINEMOに乗り換えて、、電車移動中に通信が遅くなる場面はあるものの、その他の場面で電波をつかみにくい状況は改善。
スマホ利用のストレスが激減しました。
楽天モバイルの新料金プランスタート後:2022年6月~10月
- 【メイン】UQモバイル(くりこしプランM+5G):2,728円(実質1,728円)
- 【サブ】楽天モバイル:0円運用(電話利用時のみ)⇒10月中に解約検討
月々のスマホ代合計:2,728円(実質1,728円)
メインをLINEMOからUQモバイルへ乗り換えます。
決してLINEMOに不満があった訳ではありません。
楽天モバイルから新料金プランが発表される前から、6月にLINEMOからUQモバイルへメイン回線を乗り換えることを決めていました。
LINEMOのスマホプランとUQモバイルのくりこしプランM+5Gの月額は同額の2,728円。
楽天モバイル無料期間終了時もUQモバイルの契約を検討しましたが、3,300円の事務手数料を嫌ってLINEMOにしました(あとで事務手数料が無料になるウェルカムパッケージの存在を知りました。。)

2022年5月からauカブコム証券でau PAYカードの投信積立サービスがスタート。
合わせてUQモバイル利用の特典で積立額の2%が1年間ポイント還元される特典も。
月5万円を積み立てているためポイント還元は月1,000ポイント。
実質1,000円引きでUQモバイルを利用できることになるからです。
そして、問題の楽天モバイル。
新料金プランがスタートしても実質無料になる2022年10月までは使い続けることにしました。
- SPUによる楽天市場でのポイント還元
- 楽天モバイルキャリア決済利用によるポイント還元
- Rakuten Link利用による国内通話無料
による節約メリットは享受し続けたいと考えたからです。
2022年11月以降、3GB以内のデータ利用で月額1,078円かかるようになり、楽天モバイルを継続した方がお得か、解約した方がお得か。直近の楽天経済圏の利用状況をもとに試算してみました。
- 楽天モバイルを解約した場合:月額1,078円の節約
- 楽天モバイルを継続した場合:実質1,136円分回収⇒解約した方が142円お得
3ヶ月に1回の楽天スーパーセールでまとめ買い60,000円分
- 楽天モバイル:+2倍
- 楽天モバイル(ダイヤモンド会員):+1倍
- 楽天モバイルキャリア決済:+0.5倍
SPU3.5倍=2,100ポイント⇒1ヶ月あたり700ポイント

- YouTubePremium:1,180円⇒118ポイント
- マネーフォワードME:500円⇒50ポイント
- みてね:480円⇒48ポイント

発信実績をUQモバイルの30秒あたり22円で試算
2分30秒が2回:110円×2回=220円
※着信メイン
※発信時にはLINE通話や0120を活用
楽天モバイルを解約した場合と継続した場合、試算してみると意外と接戦で、しかも継続した方が僅かにお得という結果になりました。
この結果には正直驚きました。
しかし、6月から始まるSPU「楽天モバイル+1倍」と「ダイヤモンド会員+1倍」を含め、キャンペーンですからね。いつ終了するか分かりません。
2022年11月までまだ期間があります。
状況が変わるかもしれないので様子を見たいと思います。
楽天モバイルの新料金プランスタート後:2022年11月~(変わらず)
- 【メインのみ】UQモバイル(くりこしプランM+5G):2,728円(実質1,728円)
- 【サブ】楽天モバイル:1,078円(実質0円)
ひとまず投信積立サービスのUQモバイル特典の適用が終わる2023年5月いっぱいまではUQモバイルをメインで利用し続けるつもりです。
2023年5月~
【メインのみ】楽天モバイル:2,178円(上記ポイント還元を加味すると実質1,040円)
育休中で遠方への外出機会が少ない妻は、楽天モバイルを継続利用予定です。
楽天モバイルが2023年5月時点において通信環境が改善していて、お得な料金プランを提供し続けているようであれば、MNPで再び楽天モバイルに戻ってきたいと思います。
みなさんも楽天モバイルを「解約する場合」と「継続する場合」とを試算してみてはいかがでしょう?
楽天市場の利用状況次第では継続した方がお得という結果になるかもしれません。
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