エリア外だとどうなる?楽天モバイルのデメリット克服法

2020年4月に楽天モバイルの携帯キャリアサービスがスタートし一年が経過しました。
データ使用量1GB未満なら月額無料という新料金プランが適用されることになり、今申し込みが殺到しているようです。

ネット上にはメリットやトラブルの情報が多い中、デメリットの克服法についてはあまり語られていない印象を受けました。

私は、月々のスマホ代を抑えたいなら、楽天モバイルへの乗り換えは有力候補になるのでは?という考えです。
メリットを享受するために、デメリットをどのように克服するか、実際に楽天モバイルを乗り換えてみての体験談を踏まえ、考えをブログ記事にまとめたいと思います。
デメリットが気になって楽天モバイルへ乗り換えられないという人に何かしらの気付きを与えられたら嬉しいです。

自宅を含む生活圏が楽天回線エリア外

楽天回線エリア内では高速データ通信を使い放題である一方、楽天回線エリア外のパートナー回線エリアにおいては、データ容量制限月5GBに高速データ通信が制限されます。
制限される高速データ通信容量は月5GB。

楽天回線エリア外であってもパートナー回線エリア内であれば通信は可能です。
一部エリアにおいて、KDDI社とのローミング契約の終了が始まっているようですが、そうしたエリアは楽天回線がカバーしているはずです。
auが繋がる場所であれば、基本的に楽天モバイルでも繋がると捉えておくと良いのではないでしょうか。

楽天回線エリア外だとどうなる?

自宅にネット回線が無かったり、動画を長時間視聴したり、通信環境や利用スタイル次第ではすぐに5GBに達してしまうかも。
5GBに達した後は、最大1Mbpsに通信速度が制限されるもののデータ通信を使い続けることはできます。

料金は変わらず

尚、当たり前と言えば当たり前ですが、利用者が楽天回線エリア内外に関係無く一律の料金体系です(楽天回線エリア外だからと言って安くなることはありません)

通話は「Rakuten Link」アプリを使うなら問題無し

ちなみに、楽天回線エリア外で「通話」はどうなるかが気になる方がいらっしゃるかもしれません。
通話は基本、国内通話かけ放題の「Rakuten Link」アプリを使うことになると思います。
ネット回線を利用したIP電話のため、楽天回線エリア外でもパートナー回線(au)を掴んでいる限り問題無く通話できます。

解決案1:データ制限モードを常用する

楽天回線エリア外でデータ容量を消費しない「データ制限モード(データ高速モードOFF)」を常用する利用スタイルに変えてみるのはいかがでしょう?
データ制限モードだと通信速度は最大1Mbpsです。

高速データ通信ではありませんが、データ制限モードでのデータ通信は、楽天回線エリア外であっても月額料金内で使えます。
言い換えると「最大1Mbpsのデータ通信であればどこでも使い放題」です。

私は、動画のアップロードやネット配信動画の視聴で、高速データ通信がどうしても必要という時だけデータ制限モードをオフにします。
楽天モバイルのMNVOサービスでこのデータ通信利用法を実践していましたし、アンリミットに移行した後も、ギガを消耗しやすいYoutubeやNewsPicks等の動画を聴きながらの移動時には、データ制限モードを多用しています。

シラタキ
シラタキ

画面オフでも動画を聴ける、YouTubeの有償版「YouTube Premium」の特典機能、バックグラウンド再生がめちゃめちゃ便利です。
その時短を一度経験すると抜けられません笑

MNVOには通信が混み合う12時~13時、18時~19時に最大128kbpsまで遅くなるデメリットがありますが、楽天アンリミットにはそのデメリットがありません。
楽天アンリミットのデータ制限モードなら常時最大1Mbps。

高速データ通信より遅いと感じることは全く無いと言うと嘘になりますが、ストレスが溜まる程のものではありません。もう慣れました。

シラタキ
シラタキ

実は、2021年5月現在、生活圏の川崎市中原区一帯(武蔵小杉周辺)はパートナー回線になりやすく、自宅では屋内外ともに常にパートナー回線エリアなんです。通勤路でもある渋谷方面に向う東横線では、楽天回線とパートナー回線の回線切り替えがうまくいかないからか新丸子〜田園調布(多摩川周辺)で圏外になります爆

もちろんこのブログ記事を書いてる時も、データ高速モードは「OFF」です。
それにより以前より生産性が下がったかというと、むしろ逆に効率性を意識するようになりむしろアウトプット量が増えた印象です。
(記事をCMS上で書くのではなく、ローカルのドキュメントで書き起こしてからアップするようになりました)

解決案2:自宅は光回線を利用する

外出先は楽天モバイル、自宅は光回線を利用するというネット利用スタイルです。

大容量の動画の場合、自宅でスマホに動画をダウンロードしておいて、外出先で快適に視聴するというのも良いかもしれません。
通信が不安定になって読み込み時間が発生するようなストレスに遭遇すること無く、動画をより楽しめるようになるかも。

楽天にも「楽天ひかり」という自宅用の光回線サービスがあります。
もちろん楽天モバイルとは別に月々の利用料金がかかってしまいますが、通信制限を意識することなくサクサクとインターネットを利用できる住環境は、あらゆる家電がネットで繋がっていく現代において大切なインフラだと思います。

楽天アンリミットユーザーは、楽天ひかりの新規申し込みで一年間基本料金が無料になるキャンペーンが開催されています。
楽天ひかりはSPU+1%ですし、もし光回線の導入を考えるなら検討候補になると思います。

シラタキ
シラタキ

シラタキ家も自宅に光回線を導入。
外出時のみ楽天モバイルのデータ通信を利用しています。

手持ちの機種が楽天回線非対応

これはもう楽天回線対応機種を買うしかないという考えです。

例え、今使えていたとしても何かしらのアップデートで突然使えなくなるかもしれないし、楽天モバイルは何ら保証してくれないだろうからというのが理由です。

もし、将来、トラブルに遭遇した時に改善されないままのサポート体制であれば、悲惨な姿が容易に想像できます。

最終的には自己責任での判断だと思いますが、、一番手元にあるスマホをハラハラしながら使うのって無駄なストレスだと思うんです。
まぁ、そういう時は後で楽天回線対応機種を購入すれば良い話ですが。
楽天回線対応のスマホは、楽天アンリミットの申し込みと同時購入でお得になるし、後でだと得られない特典もあります。
ポイント還元キャンペーンをうまく活用することで、初期費用の懸念をある程度払拭できるはずです。

シラタキ
シラタキ

妻は自己判断でiPhoneを使い続けつつ、ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えました。

間も無く1年が経過しますが、今のところ問題無く利用できているようです。

解決案1:Rakuten UN-LIMIT+製品購入でポイント還元キャンペーンを活用する

ずっとやっているキャンペーンなので楽天アンリミットへ乗り換える時期を選びません。
付与されるポイントは、15,000ポイントだったり、20,000ポイントだったり、機種や時期により様々です。

最も身近で長く付き合うことになるスマホです。
付与されるポイントの量ではなく、自身の利用スタイルに合った機種を選びましょう。

解決案2:まずはサブのスマホとして敢えて新規で申し込む

楽天回線対応機種を使い続けられそうか、プラン料金無料の3ヶ月間のうちに見極めます。

まず、メインのスマホを楽天モバイルへ乗り換えて最大限得をするという考え方を捨てます。
他社の契約を残して今持っている機種を使いつつ、サブとして楽天モバイルを申し込み楽天回線対応機種を購入します。

楽天モバイル「楽天アンリミット」のプラン料金無料の3ヶ月間のうちに、メインに切り替えるか解約するかを決めます。
納得したタイミングでMNPでメインの番号を楽天モバイルへ引き継ぐか、メインを解約するという流れです。

もちろん、2台持ちの間は他社のスマホ代が掛かります。
また、3ヶ月経たず他社からMNPする場合は楽天モバイルのプラン料金3ヶ月間無料の恩恵を最大限受けられないし、プラン料金一年間無料を優先してMNPせず他社を解約する場合はこれまで使ってきた電話番号を捨てることになります。

しかし、これから先、長いこと使い続けることになるスマホサービスです。
最大限のお得さを受けられなかったとしても、納得して乗り換えることが優先だと考えます。

サポートがなかなか繋がらない・回答が得られない

キャリアサービスを始めたばかりで、新型コロナウイルス対策もしなければいけないという状況下で、現場で収拾がついていないのかもしれません。
そんな中、さらに現場が逼迫するような申し込みキャンペーンを連発するのではなく、既に楽天モバイルに興味を持って申し込んだ人のケアを大切にしなければいけないのでは?と、様々なトラブルを目にしてて思う場面があります。

妻の時は大丈夫でしたが、私が申し込み時にトラブルに遭遇し、なかなか解決しない事態を経験しました(最終的には解決しました)

解決案1:自己防衛でトラブル自体を回避する

先程紹介したように、

  • まずはメイン機の契約を他社に残したまま楽天モバイルをサブ機として使ってみる
  • 自分が安心して乗り換えられるまで、情報を収集しながら楽天モバイルの申し込みを待つ

といった自己防衛が必要だと思います。

私も、散々、楽天モバイルのキャンペーンやお得に乗り換える方法を書いてきているのに、こんなことを言うのは違和感があるかもしれませんが、「キャンペーンに踊らされない」「最大限のお得さを狙いにいかない」というスタンスが、楽天モバイルとうまく付き合うコツだと思います(楽天モバイル以外の楽天サービスでも同じですね)。

解決案2:根気よく問い合わせる

では、万一そうしたリスクヘッジをしたとしても問題が発生してサポートに繋がらなかったり、回答が得られなかった場合。

特別な方法があるわけではなく、根気良く問い合わせるしかないと思います。
そして問題解消を楽天モバイル側へ丸投げするのではなく、問題発生の経緯を記録しておいて、問い合わせの時にしっかり事実を伝えること。
感情的にならず冷静に。
問題解決に向けて歩み寄ることが大切だと思います。

シラタキ
シラタキ

私の場合、サポートの担当者さんが交代する度に何度も同じことを説明しましたし、「待って」と言われたら何日間も待ち続けました。

申し込みから解決するまで、MNP予約期間ギリギリの15日間掛かりました。
サポートのおかげかと言うと、、汗

デメリットがあるとは言え利用してみると

実は今回挙げたデメリット、すべて私が直面したものばかりなんです。

  • 手持ちの「Xperia Z2 Compact」は楽天回線対応機種ではなかった
  • 生活圏は公式サイト上では楽天回線エリアのはずが、頻繁にパートナー回線接続(自宅内は完常にパートナー回線接続)
  • 申し込み時に「準備中」からステータスが変わらず、結局サポートからは有効な回答は得られず

楽天モバイルが無事に開通して使い続けていて概ね満足です。
私の場合、楽天モバイルのMVNO(スーパーホーダイの2GBのプラン)からの移行組なので、もともとスマホに対するストレス耐性があったのかもしれませんが。

iPhoneユーザーの妻の状況を聞いてみると、田舎に帰った時のことを心配しているものの、同じく満足している様子。

やっぱり無料期間はスマホ代がかからない心理的インパクトが大きいですね。
多少不便があっても目をつぶれます。
今のサポート体制は決してほめられたものではありませんが、楽天モバイルも努力していると思います(絶対辛口回答しか集まらないはずなのに、サポートに関するアンケートを募ってましたからね)今後の改善に期待しています。

楽天モバイルのデメリットと向き合う気付きを与えられたでしょうか。

楽天モバイルは、使用したデータ通信量が多かった月も少なかった月も節約に繋がりやすい段階制の料金プランです。
  • 3GBまで:980円(税込1,078円)
  • 20GBまで:1,980円(税込2,178円)
  • データ通信使い放題(無制限):2,980円(税込3,278円)
シラタキ
シラタキ

私は2021年1月に楽天モバイルへ乗り換えて継続利用しています。
妻も2020年夏にiPhoneのままソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換え。
正直、楽天回線をつかみづらく通信が遅いと感じる場面はあるものの、普段利用なら許容範囲。
妻は外でほとんどデータ通信を使わないので、月のスマホ代が税抜980円。
多用する私ですら税抜1,980円に収まっています。
夫婦でスマホ代の節約になり、楽天モバイルへ乗り換えて満足しています。

楽天モバイルは複数の申し込みキャンペーンを実施中です。

他社から楽天モバイルへ、初めて乗り換えるだけで3,000ポイントもらえます。
さらに3,000ポイントがもらえる楽天モバイル紹介キャンペーンも実施中。

  • 2023年6月から日本全国の通信エリアでデータ高速通信が「無制限」
  • 「Rakuten Link」アプリ利用で国内通話が無料
  • 楽天市場の買い物がお得になるSPU+最大3倍
シラタキ
シラタキ

私はAndroidユーザーのため、楽天モバイルキャリア決済で10%お得にYouTubeプレミアムやマネーフォワードME等のアプリを利用しつつ、楽天市場のSPUがさらに+3倍になる恩恵を受けています。
節約できるのがスマホ代に止まらないところが嬉しいです。

他社からの乗り換えで大量の楽天ポイントを獲得できる上、スマホ代自体を節約できながら、アプリも楽天市場での買い物もお得になってしまう。
節約したいと思い立った時が、乗り換えを検討する良いタイミングかもしれません。

楽天モバイル公式サイトでは、
  • 楽天モバイルのサービス概要のおさらい
  • 手持ちのスマホの動作確認状況チェック
  • 現在開催中のキャンペーン情報の確認

ができます。

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