
楽天にはサービス利用状況に応じた5段階の会員ランクがあります。
「ダイヤモンド会員」はその最上位ランク。

結論から言うと、
ダイヤモンド会員になったからと言って、めちゃめちゃお得になるメリットがあるかというと、「ダイヤモンド」の響きにしては正直言って控え目。
ダイヤモンド会員は頑張って目指すものではないし、条件達成のための不要な支出を控える方が重要じゃないの?というのが私見です。
と、ダイヤモンド会員のことを調べてる人にとってモチベーションを下げるようなことを冒頭に言っちゃったわけですが、、
ここからは、私が実際にダイヤモンド会員になってみてメリットに感じたことや、ダイヤモンド会員になってから約2年間キープし続けている方法について紹介します。
そんな頑張らなくても、楽天経済圏のサービスを活用して真っ当な倹約生活を送れば、自然とダイヤモンド会員になれるし、キープできるんだと思ってもらえ、ご自身が再現される際の何かしらのヒントになれれば嬉しいです。
楽天ダイヤモンド会員のメリット
会員ランクごとの特典は下記の通り。
シルバー→ゴールド→プラチナ→ダイヤモンドと会員ランクがアップするごとに「お誕生日ポイント」がアップしていくことが、最も押されているメリットのように見えますが、、

私が実際にダイヤモンド会員を一年間キープしてメリットだなぁと思った特典をランキング形式で紹介します。
いきなり第一位から。
【実感第1位】楽天モバイル「スーパーホーダイ」の月額料金が割り引きされる

今話題の楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」ではなく「スーパーホーダイ」ユーザーでないと受けられないメリットです。
ダイヤモンド会員なら、開通月から1年間、月々のプラン料金が500円オフになるという特典。
私は楽天モバイル「スーパーホーダイ」の「プランS(2GB)」を契約していました。
こちらの記事を執筆時点で「Rakuten UN-LIMIT」へ移行しているため、既に特典を得られなくなってしまっていますが、移行前はスマホ代が月980円(税抜き)でした。
ダイヤモンド会員でなくても楽天会員で1年目は月1,480円とお得なんですが、ダイヤモンド会員ならそこからさらに500円引き。
ダイヤモンド会員と下位のプラチナ会員までとを比較すると、500円×最大12ヶ月=年間6,000円のお得さがあります。
これっぽっちと言ってしまえばこれっぽっちなんですが、倹約はチリツモです。

ダイヤモンド会員割引後の月980円(税抜き)は、楽天市場での買い物で月々獲得する楽天スーパーポイントで支払っていました。
楽天モバイルの料金支払いには、期間限定ポイントも使えます。
そのため、買い回りで大量に貯まった期間限定ポイントをコンスタントに使い切っていくのに最適でした。

このスマホ代が実質ゼロ円にできているという精神的モチベーションが非常に大きい。
楽天経済圏を使っての倹約生活スタートに自信を持てました。
先に書いた通り、楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」へ移行したため、私はダイヤモンド会員割引の特典が終了してしまいました。
しかし、恩恵は十分に受けられたかなぁと。
ただし、この楽天モバイル「スーパーホーダイ」は、2020年4月の「Rakuten UN-LIMIT」のサービス開始とともに新規受付が終了しました。
本特典はスーパーホーダイ契約1年目までの特典のため、ほとんどのスーパーホーダイユーザーが終了しているでしょうし、これからスーパーホーダイを契約して再現することができません。

楽天さん、楽天アンリミットでも本特典のようなスマホ代割引特典をご検討ください!例えば税抜2,980円→2,480円になるとか。きっとスーパーホーダイからアンリミットへ移行を考える人が増えますよ!
【実感第2位】ダイヤモンド会員一年キープで特典
新たにスーパーホーダイを契約できなくなった以上、再現できる実質的な第1位はこちらの特典ですね。
ダイヤモンド会員を一年間キープすると、楽天市場での買い物する時のポイント加算、クーポン抽選などのダイヤモンド会員限定の特典を得ることができます。
ダイヤモンド会員であっても、なってから一年間の間は得られない特典です。
しかし、一年間キープ後はダイヤモンド会員をキープし続ける限り得られるため、楽天市場をはじめ楽天経済圏のサービスを多用している楽天会員は、中長期にわたって恩恵を感じることができるのではないでしょうか。

一例として、下記のような毎週水曜日に楽天市場で買い物をすると楽天スーパーポイントの還元率が+1%になる特典があります。

ポイントアッププログラムのSPUや、ポイトン還元キャンペーンを併用すると、楽天市場での買い物をよりお得にできます。
- SPU
- 毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント5倍
- お買い物マラソン
- 毎月18日は楽天市場ご愛顧感謝デー
まずは「5と0のつく日のうち水曜日の日」を、楽天市場で買い物する日と予定しておくと良いかもしれません。
まとめ買いをする場合は、本特典を諦めて「お買い物マラソン開催中の5と0のつく日」を優先するくらいのスタンス。
もし、お買い物マラソン期間中に「5と0のつく日のうち水曜日の日」がある場合には、複数ある「5と0のつく日」のうちその日をまとめ買いする日にするとベストです。

2021年2月は、10日(水)が見事にお買い物マラソン期間中に「5と0のつく日のうち水曜日の日」。ダイヤモンド会員ならまとめ買いのチャンスです!
エントリーが必要なキャンペーンと同様に、上記画面にあるように「参加する」ボタンをタップしないと適用されないようなので注意。
【実感第3位】毎月18日は楽天市場ご愛顧感謝デー

この特典、いつの間に始まっていたんでしょう?
毎月18日に開催される本キャンペーンにエントリーして楽天市場で買い物をすると、ダイヤモンド会員なら楽天スーパーポイントの還元率が+3%になるという特典です。
付与されるポイントは期間限定ポイントで上限が1,000ポイント。
還元されるのは33,400円の買い物分までという計算になります。
尚、ゴールド会員は+1%、プラチナ会員は+2%。
ダイヤモンド会員にとっては「毎月5と0のつく日」のキャンペーンよりもお得ということになります(上限が5,000ポイントなので高額な買い物なら「毎月5と0のつく日」の方に軍配が上がります)

経験則だと、18日ってお買い物マラソンや楽天スーパーセールなどのキャンペーンと重ならないんですよね。。
18日にこだわらず、他のキャンペーンを含めてよりお得なタイミングでまとめ買いするのが良さそうです。
それぐらいのスタンスでうまく付き合いたい特典です。
もう1点、本キャンペーン利用の特徴が。
地味ですが、、SPUや「毎月5と0のつく日」キャンペーンと異なり、ポイントで支払った分もキャンペーンのポイントアップ対象になります。
とは言え、SPUでのポイント獲得分はポイント支払いで減ってしまいます。
期間限定ポイント消化に困る時以外、私は、敢えてポイントで支払うことをしないと思います。
【実感第4位】お誕生日ポイントとして楽天スーパーポイントを700ポイントもらえる
私にとっては、第1位~第3位から一気にテンション下がります。
ダイヤモンド会員は、誕生月の1年に1回、楽天スーパーポイントを700ポイント獲得することができます。

ダイヤモンド会員になって初めて訪れた誕生月。
誕生日特典の700ポイントをしっかりいただきました。
しかし、ポイント付与のタイミングが月の中旬で、当月内の期間限定ポイント。
もらえるのは有難いんですが、、逆に当月内の使い切らなきゃというプレッシャーまでついてきます。

少し話がそれますが、、
私は期間限定ポイントを有効期間内に使い切るために、
- 楽天モバイルや楽天でんきの料金支払い
- SPUで大量にポイント付与される毎月15日以降の楽天市場での買い物
で、コンスタントに期間限定ポイントを利用するようにしています。
尚、通常ポイントは上記には使わず、楽天カードのポイント支払いに極力あてるようにしています。
楽天スーパーポイントの通常ポイントと期間限定ポイントの使い分けについては別記事にまとめていますので、詳しくは別記事をご参照ください。
【実感第5位】楽天の各種サービスの優待キャンペーン・特典

優待内容は楽天ポイントクラブ内にあるダイヤモンド会員限定ページで確認できます。
楽天の各種サービスの新規登録や初めての利用といった、初回限定特典をメインとしたラインナップです。
既に利用しているサービスで使える優待キャンペーンや特典が少なく、機会が限定的です。
ダイヤモンド会員になった頃には、楽天の各種サービスをそこそこ利用している状態で、既に優待キャンペーンや特典を受けることができないのでは?と推察します。
頻度高く確認するのではなく、月1回覗いてみて利用を決めていたり検討したりしている楽天のサービスが、特典に含まれているようだったらエントリーしておく程度のスタンスで良いと思います。
私が利用した優待キャンペーン・特典(いずれもポイント獲得)は下記の通りです。
- 楽天ゴールドカード(切り替え)
- 楽天でんき(エントリー&初めてのサービス利用)
- ポイント運用(エントリー&新規利用)
- 楽天Kobo(初めてのサービス利用)
楽天銀行も優待キャンペーンの対象でしたが、既に口座を開設していたため、特典を得ることができませんでした。
また、もしかしたら将来、楽天プレミアムカードへ切り替えを検討することになったら、ダイヤモンド会員の優待キャンペーンを利用するかもしれません。
楽天ダイヤモンド会員のメリット紹介の最後に、、
何かの恩恵を得られそうな気がするのに、ダイヤモンド会員だからと言って変わらない(どの会員ランクでも一緒)というサービスを紹介します。
ちょっぴり残念な気持ちになってしまうかもしれませんが、気になる方が多いようなのでリストアップすることにしました。
- 楽天証券(利用時)
- 楽天でんき(利用時)
※それぞれ申込時はポイントアップ特典があります
楽天ダイヤモンド会員になるための条件

月末に下記3つ全ての条件を達成しているかどうかで、翌月がダイヤモンド会員か判定される仕組みのようです。
獲得ポイント数
集計月を含む過去6ヶ月間で、4,000ポイント以上の楽天スーパーポイントを獲得する必要があります。
1ヶ月に換算すると667ポイントで、これは最大66,700円分を楽天カードで利用する必要があると言い換えることができます。
「最大」と書いたのは、楽天スーパーポイントを獲得する機会が、楽天カード利用以外にもあるからです。
- 楽天市場での買い物時
- 楽天銀行のハッピープログラムと楽天証券のマネーブリッジ指定の取引時
- 楽天でんき/楽天モバイル利用時
- 街での買い物での楽天ポイントカード提示特定のポイントプレゼントキャンペーン
獲得ポイント回数
集計月を含む過去6ヶ月間で、30回以上の楽天スーパーポイント獲得回数が必要です。
1ヶ月に換算すると、楽天経済圏で5回ポイントを獲得する必要があるということです。
その他条件
「楽天カードの保有」が条件となります。楽天カードを保有していない場合、どんなに獲得ポイント数、獲得ポイント回数を積み上げたとしても、ダイヤモンドから1つ下位ランクのプラチナ会員止まりになります。
とは言え、プラチナ会員になっていてダイヤモンド会員を目指そうとしている時点で、楽天カードを保有していないことはあまり無いケースと思います。
実質、プラチナ会員が新たにクリアしなければならない条件は、「獲得ポイント数」と「獲得ポイント回数」の2つに絞られることになると思います。
楽天ダイヤモンド会員の条件達成とキープの注意点
カウントされるのはランクアップ対象のポイントのみ
獲得したポイントが「ランクアップ対象」でなければ、獲得額と獲得回数もカウントされません。

ランクアップ対象のポイントは、楽天サービス利用時に獲得するものに限られ、SPUで加算されるポイントや、各種キャンペーンで加算されるポイントはカウントされません。
条件を毎月達成し続けなければいけない
一度なれればずっとダイヤモンド会員というわけではなく、キープするには上記の条件を直近6ヶ月間集計で毎月達成し続けなければいけません。
ゴールドカードやプレミアムカードの所持は関係なし
通常の楽天カードではなく、上位の楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを所持することによって、ダイヤモンド会員の達成が直接有利になることはありません。
しかし、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを所持することで、積極的に楽天市場での買い物へ集約していく中で、獲得ポイント数や獲得ポイント回数が得やすくなるという、間接的にダイヤモンド会員達成へ繋がるかもしれません。
私が楽天ダイヤモンド会員をキープした方法
私の場合は、楽天経済圏のサービスへ切り替える中で自然と仕組み化できていました。
条件変更が無い限り、今後もキープし続けることになると思います。
再現性は高いと思います。
楽天のいろんなサービスや制度の掛け合わせですが、ざっくり言うと、メインバンクを楽天銀行にしてハッピープログラムにエントリー、楽天カードのクレジット決済で楽天証券での積み立てや生活で利用しているサービスの支払いをしただけです。
楽天カードのクレジット支払い
「獲得ポイント数」の内訳を確認してみると、楽天カードでのクレジット支払いがその多くを占めていて、これだけでダイヤモンド会員の条件をクリアしていました。
毎月、NISA口座に投資信託を積み立て
楽天カード払いで毎月50,000円分の投資信託を、楽天証券のNISA口座に積み立てています。
すると楽天スーパーポイントを500ポイント獲得できます。
もうこれだけで月換算の必要ポイント獲得数のほとんどを獲得できたことになります。
あとは、残り月167ポイント=月16,700円分を楽天サービス内外に関係無く、普段のお買い物や外食で楽天カードでクレジット決済するだけで条件達成することになります。
月額利用料金の支払い
私は、下記月額利用料金を毎月、楽天カードでクレジット決済しています。
- FEELCYCLE:約16,000円
- 楽天ブロードバンド(楽天ひかり):約4,000円
- 楽天エナジー(楽天でんき):約3,000円
- マネーセンスカレッジ:約2,000円
- 音楽配信サービス「AWA」:約1,000円
- テレビ東京オンデマンド:約500円
電気料金は変動しますが、上記でだいたい26,000円~30,000円を毎月支払っています。
NISAの積み立てを含め、これらのクレジットカード支払いのみで必要獲得ポイント数を達成しています。
つまり、生活スタイルや利用しているサービス、支払い方法を改めない限り、達成し続けることになります。

楽天経済圏以外のメインカードを楽天カードからVISA LINE Payクレジットカードへ切り替えたことで獲得ポイント数が減ることを予想しています。それでもダイヤモンド会員をキープできるのか、2021年は様子を見たいと思います。
楽天ふるさと納税
ふるさと納税は楽天を利用しています。
寄付額はまとまった金額のため、獲得ポイント数の大きなプラスへ働きます。
楽天市場での日用品購入
日用品を送料無料になるよう、お買い物マラソンや楽天スーパーセール等の買い回りキャンペーン時にまとめ買いしています。
先述通り、キャンペーンやSPUによる加算ポイントは、ランクアップの獲得ポイント数には含まれないことに注意です。
楽天銀行のハッピープログラム
私が「獲得ポイント回数」をどうやって獲得しているか、その内訳を見てみると、楽天銀行のハッピープログラムによるものが多いことが分かりました。

ハッピープログラムとは、利用ステージに応じた回数分、ATM手数料や他行宛振込手数料が無料になったり、楽天銀行の取り引きに応じて、楽天スーパーポイントが付与される楽天銀行独自のサービスです。
そのうち、取り引きに応じて楽天スーパーポイントが付与される特典は、他の特典に比べて一見地味な存在なんですが。。

楽天スーパーポイントが付与される対象の取り引きは実に様々で、ハッピープログラムでまるっと一括りにして獲得ポイント回数1回ではなく、その取り引きのグループ毎に獲得ポイント回数がカウントされてました。

私の場合、下記5つの取り引きが獲得ポイント回数としてカウントされていました。
- 他行口座(家計口座)への振込
- 楽天カードの口座振替(自動引落)
- その他口座振替(自動引落)
- ※iDeCoへの掛け金拠出やビューカードの引落
- 給与または賞与の受取
- 楽天証券取り引き(投資信託の残高10万円以上)
ダイヤモンド会員の必要獲得ポイント回数は、月換算で5回なので、これらで達成です。つまり、楽天銀行や楽天証券での毎月同じ取り引きを続けている限り達成し続けることになります。
楽天サービス利用
楽天でんきの利用や、獲得ポイント数のところで挙げた楽天カードのクレジット支払いも、毎月のポイント獲得回数としてカウントされていました。

楽天銀行のハッピープログラムと合わせて、毎月7回の獲得ポイント回数となり、結果、ダイヤモンド会員をキープできていました。
まとめ
楽天ダイヤモンド会員は、他の会員ランクに比べてめちゃめちゃ魅力的な特典があるわけではありません。
月々のスマホ代をグッと抑え、ポイント払いで実質ゼロ円出費できることは倹約モチベーションに繋がりましたが、2021年現在でこの恩恵を得られている人は残り少ないでしょう。
残りのポイントアップ特典を、楽天市場での買い物に上手く取り入れるのが肝です。
楽天ダイヤモンド会員のキープは、楽天市場での買い物にこだわったり、コンビニ等での楽天ポイントカード提示によるポイント獲得に頼ったりすることなく、楽天経済圏のサービスを使って普段通りの生活を送るだけで達成可能です。
楽天会員ランクと程よい距離感で向き合うことが大切だと思います。
楽天モバイルが始動し、ダイヤモンド会員のメリットにも変化!?
2020年4月からスタートした楽天モバイルの携帯キャリアサービス「楽天アンリミット」
2021年4月から適用される「データ使用量1GB未満ならゼロ円」という新料金プランはインパクトありました。
本記事のダイヤモンド会員の実感メリット第1位として紹介した「楽天モバイル『スーパーホーダイ』の月額料金が割り引きされる」が覆されました。
スーパーホーダイの「ポイントを使ってスマホ代が実質無料」と比較して、「そもそものスマホ代が無料」という破壊力はハンパないです。
正直、ダイヤモンド会員を目指すよりも、楽天モバイルへ乗り換えてしまった方が、多くの楽天会員にとってお得なんじゃないの!?と思えてしまうくらい。
- 現在開催中のキャンペーン情報の確認
- 手持ちのスマホの動作確認状況のチェック
- 自宅や職場が楽天回線エリアかどうかの確認
ができます。
1年間無料の300万人に到達しようとしている今、乗り換え時かもしれません。

私も2021年1月に楽天モバイルへ乗り換えました。
妻は2020年夏にiPhone XRのままソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換え。
2人とも自宅は楽天回線エリアなのに電波が入りませんが(爆)今のところ、ストレスがほとんど無く利用できています。何と言ってもスマホ代タダは大きい。
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