このブログはプロモーションを含みます

【改悪】楽天銀行の金利も?マネーブリッジ優遇金利引き下げとの向き合い方

2021年12月27日、楽天銀行と楽天証券がともに2つの利用特典改定を発表しました。

  1. ハッピープログラムの対象、楽天証券での取引(投資信託分)のポイント進呈条件の変更
  2. マネーブリッジ設定での普通預金金利の優遇金利改定

このうちハッピープログラムの変更(改悪)のインパクトが大き過ぎて、若干影が薄い改悪に見えますが、もう1つの優遇金利の変更にも注目しました。

楽天銀行と楽天証券は、それぞれ単体でも優れたサービスを提供しているネット金融機関です。
楽天銀行と楽天証券との金融間連携サービス「マネーブリッジ」を利用すると、楽天証券での投資が便利になります。
また、それぞれ楽天市場のSPU対象で、簡単な条件を満たすとお買い物がお得になるという、楽天経済圏ならではの特典も魅力的です。

先に私の結論からお伝えすると、今回のマネーブリッジ優遇金利引き下げ後も、これらのメリットは引き続き得られるため、楽天銀行以外の銀行をメインバンクにするということは考えていません。

今回の改悪、マネーブリッジ優遇金利の変更内容をおさらいした上で、私なりの向き合い方をご紹介したいと思います。
改悪の一報を受けて楽天銀行のままでも良いのか悩んでいる方、これから楽天経済圏へ移行するため口座開設を検討している方に、何かしら新しい気付きを与えられたら嬉しいです。


尚、「ハッピープログラムの対象、楽天証券での取引(投資信託分)のポイント進呈条件の変更」については下記ブログ記事で書きまとめました。
お時間がありましたら合わせてお読みください。

マネーブリッジ優遇金利の変更内容

今回の改悪では、楽天証券との金融間連携サービス「マネーブリッジ」を利用すると、普通預金金利が年0.1%(税引後年 0.079%)が適用される特典が見直されました。

2022年3月まで

普通預金残高に関係なく一律で年0.1%(税引後年 0.079%)

2022年4月から
  • 普通預金残高300万円まで:年0.10%(税引後年0.079%)
  • 普通預金残高300万円を超えた分:年0.04%(税引後年0.031%)

「マネーブリッジ未設定時」の楽天銀行の普通預金金利は、年0.02%(税引後年0.015%)だったんですね。
楽天銀行に口座を開設した当初から楽天証券にも口座を開設してマネーブリッジを設定していたため、意識したことがありませんでした。

また、「楽天カードのカード利用金額の引落がある場合」には、年0.04%(税引後年0.031%)になるという優遇金利の存在も知りませんでした。

今回の改悪では、普通預金残高300万円を超える分が、この楽天カード優遇金利と同等になるということですね。
仮に普通預金残高が1,000万円だとしたら

2022年3月まで

普通預金残高に関係なく一律で年0.1%(税引後年 0.079%)⇒7,900円

2022年4月から(改悪後)
  • 普通預金残高300万円まで:年0.10%(税引後年0.079%)⇒2,370円
  • 普通預金残高300万円を超えた分:年0.04%(税引後年0.031%)⇒2,170円

合計:4,540円

改悪前と改悪後とでは、年間3,360円の差が出るということですね。

普通預金残高が300万円を超えるなら他行乗り換えも検討?

フリーランスや自営業者なら

生活防衛資金(生活費の1年分くらい?)が300万円では足りなくなってくるかもしれません。
もし楽天銀行を生活防衛資金の預金用として利用しているなら、金利の高い他行への乗り換えも「あり」でしょう。
例えば、無条件で年0.20%(税引後年0.159%)の「あおぞら銀行 BANK」は乗り換え先として有力候補だと思います。

尚、普通預金残高300万円を超えていても、300万円分まではこれまで通りの優遇金利年0.10%が適用されるため、生活防衛資金が300万円をそれ程上回らないのであればスルーしても良さそうです。

現金を安全資産として積み立てるなら

株式投資のリスク抑制として、債券やリートでの分散ではなく、安全資産として現金をポートフォリオに組み込んでいる人もいらっしゃるかもしれません。
例えば、株式50%:現金50%で積み立てる等です。

現金アセットを楽天銀行の普通預金に積み立てる場合、資産形成においていずれ残高300万円を超えていくことになるでしょう。

普通預金残高が300万円以内なら完全スルー

普通預金残高が300万円以内であれば今回の改悪は無影響です。
引き続きマネーブリッジ優遇金利として年0.10%(税引後年0.079%)が得られます。

300万円は、平均的な年収の一般サラリーマン家庭における生活防衛資金(生活費の6ヶ月分くらい?)としては十分な金額だと思います。
むしろ生活防衛資金と数年以内に使うことが決まっているお金以外は、投資にまわした方が資産形成において得策でしょう。


我が家も完全スルーします。
我が家は夫婦と子供2人の4人暮らし。
本業サラリーマン共働きのごく一般的な家庭です。
利用している主な銀行は下記の通り。

  • 夫婦それぞれの個人用:楽天銀行
  • 家族用:イオン銀行と(しぶしぶ)みずほ銀行
  • 事業用:PayPay銀行

生活防衛資金は、夫婦それぞれの楽天銀行で300万円の枠があれば十二分に納まります。
生活防衛資金以外は基本的に投資へまわしているため、今回の楽天銀行のマネーブリッジ優遇金利改悪の影響は受けにくいと判断し、特に乗り換えのアクションを取らない予定です。

預金金利改悪の対応法も「貯蓄から投資へ」?

マネーブリッジ優遇金利改悪と合わせて発表された、ハッピープログラムの改悪。
楽天証券は、投資信託残高へのポイント毎月付与が無くなるという大改悪でしたが、ネット証券としての優秀さと他楽天経済圏のサービスとの相性は未だ健在と言って良いでしょう。
楽天銀行の普通預金残高で300万円を超える分を、積極的に投資へ振り向けてみるのも、今回の改悪に対するひとつの解決法かもしれません。

また、楽天銀行と楽天証券両社の改悪に合わせるかのように、サービス改善を発表したのがライバルの SBI証券

SBI証券も、楽天銀行と楽天証券のハッピープログラムのように投資信託残高に応じてポイントが毎月付与される「投信マイレージ」というサービスがあります。
この投信マイレージを、楽天証券のように改悪するのではなく、逆に一部アクティブファンドにおいてはポイント付与率を引き上げるそうです。

これを機会に、楽天証券ではなくSBI証券で投資信託の積立を始めてみるのも一手だと思います。

  • 対象投資信託の月間平均保有額に応じてポイントが貯まる
  • 投資信託の取扱商品数がネット証券最大級
  • 投資信託を1銘柄100円から購入できる
  • 三井住友カードでクレカ積立ができる(ポイントも貯まる)
  • ポイントで投資信託を買える(ポイント投資)
シラタキ
シラタキ

シラタキ家は楽天証券を利用し続けるもののサブ的な扱いに。
一方、SBI証券で投資信託の積立を加速させる予定です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました