
いやぁ、楽天経済圏のSPU改悪が続きますね。
次は楽天でんきですか。
そんな風に考えた人は私だけではないはず。
楽天でんきSPU改悪(終了)
楽天エナジーは、2021年3月1日、「楽天でんきにご加入&ご利用でポイント+0.5倍」のSPUを終了すると発表しました。

2021年6月1日(火)以降「楽天でんき」はSPUの対象外になりました。

一方、
- 電気料金の支払いに応じた楽天ポイント付与(200円につき1ポイント)
- 楽天ポイントでの電気料金支払い(期間限定ポイントも利用可能)
のサービスは、2021年6月1日(火)以降も継続されています。

月途中の解約または他社への乗り換えは該当月のSPUは対象外になります。
例えば、2021年5月31日(月)以前に、楽天でんきの解約や他社への乗り換えが完了してしまうと、5月のSPUは適用されなくなってしまいます。
「楽天でんき」は、2016年4月からの電力自由化を受け、楽天モバイルが小売電気事業者として提供する電気契約サービスです。

楽天経済圏を活用して倹約生活を送っているシラタキ家も、2019年2月から2021年の現在に至るまで「楽天でんき」を利用しています。
私は、例え2021年6月以降「楽天でんき」のSPUが改悪されたとしても、「電気代を含めた家計全体で節約したい」という家庭には引き続き「楽天でんき」がおすすめできる電力会社の1社だと考えています。
また、乗り換えるとしたら HTBエナジー を選択すると思います。こちらのブログ記事では、
- SPU改悪後も楽天でんきを利用して実感しているメリット
- 楽天でんきを契約する上での注意点
- 楽天でんきの申し込みキャンペーン
- 楽天でんきから乗り換えるとしたらHTBエナジーを選択する理由
を書きまとめたいと思います。
楽天でんきのメリット

楽天でんきの電気料金は基本料金が0円。
電気を使った分だけの従量課金です。
料金体系がシンプルで分かりやすい。

料金の相性は生活スタイルで家庭それぞれだと思うので、家庭によっては従量課金がお得ではないこともあるかもしれません。
こちらでは料金以外のメリットにフォーカスしてお伝えします。
電気代の支払いに「期間限定ポイント」を使える

普通に生活していて必ずかかる光熱費に「期間限定ポイント」を使えることが最大のメリットだと思います。
楽天ポイントを大量に獲得したものの、内訳を見るとそのほとんどが期間限定ポイント。
期限内に消化しないと勿体無い。
楽天市場のSPUやキャンペーンを利用するとそうした場面によく遭遇します。
楽天経済圏のサービスを多用している多くの人が抱える課題ではないでしょうか。
楽天でんきは、月々の電気代を期間限定ポイントで支払うことができます。
月末までに設定したポイントが翌月の支払いに適用される仕組みです。

「期間限定ポイントだけを使う」といった設定はできませんが、「ポイント数」や「ポイント利用適用期間」を調整することで、ある程度は実現できると思います。
いつポイント支払いされるかのタイミングは、月によってまちまち。
私のポイント利用実績で確認したところ、楽天エナジーへの電気料金でポイント利用分として「13日~18日」にポイントが利用されていました。
曜日の規則性も無さそうですし、ざっくり月中旬と認識しておくと良いでしょう。
期間限定ポイントを使い切ろうとすると、買い回り等で大量の期間限定ポイントを獲得できる15日の前か後かが大切になってくるんですが、、まぁ、ここはあまり気にしないようにしています。

楽天市場のキャンペーンでポイントが多く貯まって、有効期間内に消化したいから今必要の無い物を余計に買ってしまったり、敢えてコンビニで買い物をしたり、そうしたポイント消化法ではなかなか節約が進みません。
月々の電気代をポイントでまかなえ、銀行口座から1円も引き落とされなかった。
この成功体験が次の節約のモチベーションに繋がります。
楽天経済圏を多用していれば、電気代全額を期間限定ポイントでまかなうことは決して高いハードルではありません。
電気代はスマホ代に続く節約に適していると思います。
2021年6月以降にSPUが改悪され、楽天でんきが適用外になっても、他社へ切り替えようと考えなかった理由はこのメリット1点です。
もし期間限定ポイントで支払えなくなるという改悪までされてしまったら、、その時は切り替えを検討すると思います。
電気代200円につき1ポイント貯まる
以降のその他メリットはチリツモです。

電気代200円につき1ポイント、還元率だと0.5%の楽天ポイントを獲得することができます。
月の電気代が5,000円なら25ポイント、10,000円なら50ポイントです。
ポイント量より嬉しいのは、
- 電気代へのポイント支払い有無に関係無く、電気代満額分が付与されること
- 付与されるのは通常ポイントでランクアップ対象
ポイントで支払うとその分もらえるポイントが減って損したり、全額ポイントで支払うとポイントがもらえなくなったりしません。
また、楽天の会員ランク判定に使われる「ポイント獲得回数」としてカウントされ、ダイヤモンド会員キープの条件達成の一助になってくれます。
さらに、電気代を楽天カードで支払うと、他の買い物と同様にクレジット決済による1%の楽天ポイントも獲得することができます。
まぁ、これは他の電力会社でも楽天カードで支払えば同じ恩恵が受けられますが。。
トータルで電気料金に対して1.5%のポイント還元が得られるということです。

また、楽天ガスをセットで契約するとポイント還元率が0.5%から倍の1%にアップします。
楽天カードでの支払いによるポイント還元率を含めると2%です。
先にも書いた通り、光熱費に対して獲得できるポイント量自体が微々たるものです。
個人的には、楽天ガスにこだわらず、料金を含めてトータルでお得になるガス会社を選べば良いかなぁと思っています。
私は、楽天ガスがSPUに加わっていない以上、現状ではオプション的な位置付けと捉えています。
SPUが+0.5%に【2021年6月以降終了】

2021年5月までは、楽天でんきに加入&利用すると、楽天ポイントアッププログラム(SPU)が適用され、楽天市場でのお買い物で付与される楽天ポイントが+0.5%加算されていました。
- ポイント種別:付与翌月末まで使える期間限定ポイント
- ポイント付与:楽天市場での買い物した翌月15日頃
- ポイント上限:5,000ポイント
0.5%なので200円の買い物につき1ポイント。
199円未満の分は切り捨てです。
例えば、楽天市場で年間20万円お買い物する人は、楽天でんきのSPUで、楽天ポイントを1,000ポイント得られる計算です。
正直に言って、楽天でんき単体のSPUだけでは得られるポイントは限られます。
しかし、契約している間は毎月達成し続けるため、中長期に渡ってチリツモの恩恵を得やすいSPUでした。

「楽天でんきと楽天ガスの両方を契約しないとSPU達成にならない」という条件改悪にならないことを願っていたんですが、楽天でんき自体のSPUが終わってしまうことになっちゃいました。。

楽天でんき利用の注意点
SPUの適用範囲は契約者のみ【2021年6月以降SPU自体が終了】
楽天でんきの契約に紐付く楽天会員ID単位で適用されます。
家族の中でそれぞれ楽天会員になっていて、自宅の電気を楽天でんきにした場合、SPUが適用されるのは契約者のみ(家族のうち1人)です。
家族全員にSPUが適用されるわけではありません。
そういう意味では、楽天でんき以外のSPUを含め、家族のうち誰かに集約して高めた方が効率的かもしれませんね。
ダイヤモンド会員の特典は申込時のみ
申込時のポイントアップ特典があります。
ダイヤモンド会員だと、通常の申し込みキャンペーンでプレゼントされるポイントに加えて数百ポイントです。
私が申し込んだ時は、通常の申し込みキャンペーン2,000ポイントに+300ポイントだったかな。
一方、利用時においては、楽天会員ランクの最上位「ダイヤモンド会員」で特別な特典があるわけではありません。
全会員ランクにおいて料金やサービスは同一です。
楽天でんきの申し込みキャンペーン
楽天でんきは、記事更新の2021年8月時点において、新規申し込み&利用で1,000ポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施中です。

以前は、楽天でんき単体の申し込みキャンペーンは無く、楽天ガスとセットでの申し込みと利用が条件のキャンペーンのみだったんですけどね。
楽天でんきと楽天ガスが個別で申し込みキャンペーンを実施するようになったようです。
さすがに電気とガスを両方一度に乗り換えを促すのは難しかったんでしょうね。

楽天だからと言って電気の品質や安定供給を心配する必要はありません笑
また、楽天でんきへの切替はインターネットで申し込みが完結します。
これは楽天でんきに限った話ではありませんが、契約する小売電気事業者の切替は、切替元へ連絡することなく、基本的に料金もかからずできます。

大手キャリアから格安スマホへの乗り換えや、保険の見直し等に比べると、電力会社の見直しはぶっちゃけ節約効果は小さくなると思います。
しかし、一度の手続きの手間だけで切替は完了します。
楽天でんきが実際にお得かどうか、家庭それぞれの事情によって違ってきます。
まずは料金をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
乗り換えるとしたらHTBエナジーを選択する理由

楽天でんきの乗り換え先として挙げた理由はその「価格」
基本料金が業界最安値水準なのが大きい。
電力会社の料金モデルやブロガーが公開している家計簿を見ていると、シラタキ家は、他の家庭に比べてかなり電気使用量が少ない家庭だと思います。
まずは、直近の妻と子供が里帰りしていて1人暮らし中の電気利用実績をもとに、HTBエナジーのシミュレーションで試算してみました。
2021年5月:101kWh
┗楽天でんき:2,694円
┗HTBエナジー:2,647円
[参考]
┗LOOPでんき:2,666円
┗エルピオでんき:2,993円
┗CDエナジーダイレクト:2,737円
┗ENEOSでんき:2,846円
※楽天でんきのみ実績、その他はHTBエナジーを含めシミュレーションでの試算です。
上記は月間ですが、年間なら楽天でんきの方が100円お得というシミュレーション結果に。
ちゃんと現在の電力会社(楽天でんき)の方がお得だよと言ってくれました。
正直過ぎる!
逆にHTBエナジーに好感が持てました笑

電力会社比較サイトでよく上位で紹介されている他の電力会社もざっと試算してみました。
結果は、HTBエナジーに軍配です。

1人暮らしで電力使用量が少ない場合は、基本料金が無い楽天でんきがお得ということですね。
しかし、今後は4人家族で生活していくことになるので、さすがにこの使用電力にはならないでしょう笑
過去に最も電力を利用した月で再試算してみました。
まぁ、これでも世の中と比較すると相当少ない方だと思いますが、、
2020年9月:269 kWh
┗楽天でんき:6,979円
┗HTBエナジー:6,682円
[参考]
┗LOOPでんき:7,101円
┗エルピオでんき:6,826円
┗CDエナジーダイレクト:6,823円
┗ENEOSでんき:6,846円
※楽天でんきのみ実績、その他はHTBエナジーを含めシミュレーションでの試算です。
逆転し、HTBエナジーの方が300円お得という結果に。
この月に獲得した楽天ポイントは34ポイント。
楽天市場での買い物を62,310円していて、SPU分が311ポイント。
SPU分を加えると楽天でんきの方が若干お得ですが、改悪でSPU分のポイントがもらえないので、今後同等の電気使用量だった場合、HTBエナジーがお得になります。
他社と比べてもHTBエナジーが最安です。

HTBエナジーの料金シミュレーションで基準となる設定月を変更する時に、再度、電力会社や契約プラン等を入力しなおさなければいけないのが面倒かなぁ。
折角の魅力的な料金設計。
ここはHTBエナジーさんの改善を希望しています!
楽天でんきの解約方法
今回の改悪発表を受けて楽天でんきを解約する場合についても確認しておきます。
他の電力会社へ切り替える場合は、他の電力会社の申し込み手続きが完了した時点で楽天でんき側の契約が自動解約になります。楽天でんき側へ解約の手続きや問い合わせをする必要はありません。
尚、電気契約そのものを解約する場合は、解約フォームやカスタマーセンターからの問い合わせが必要になります(解約希望日の3営業日前までとのこと)
生活費を節約したいならスマホ代の見直もおすすめ
生活費の節約は、通信費(スマホ代)の見直しも効果的です。
楽天モバイルは、楽天回線エリアであれば高速データ通信使い放題。
「プラン料金は3ヶ月無料+他社からの乗り換え(MNP)で20,000ポイント」という、とんでもないキャンペーンが開催されています。
仮に、今、月々5,000円のスマホ代がかかっているとしたら、楽天モバイルへ乗り換えるだけで3ヶ月+ポイントで実質4ヶ月分、合計7ヶ月分のスマホ代が節約できてしまうという計算です。

シラタキ家では夫婦で楽天モバイルです。
終了してしまいましたが「一年無料」のキャンペーンに乗っかることができ、2021年は一家で10万円のスマホ代節約に繋がる見込みです。
- 生活圏内が楽天回線エリアかどうかの確認
- 手持ちのスマホが使えるかの確認
- 現在開催中の申し込みキャンペーンの確認
ができます。
楽天でんきのSPU改悪は残念なお知らせでしたが「お得なサービスはお得なうちに」うまく切り替えることが大切だと思います。
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