
つみたてNISAで投資を始めたいけど何を積み立てれば良いんだろう?
投資デビューする時に誰もがぶち当たる疑問だと思います。
私も投資を始める際に

どの証券会社が良いんだろう?

NISAとつみたてNISAどっちが良いんだろう?

銘柄は何を、どう組み合わせて積み立てれば良いんだろう?
と迷って、いろんな投資ブログを読み漁り、いろんなYoutube動画を見比べて悩みました。
発信者で言ってることがバラバラなんですよね。

こちらの記事では、
楽天証券で投資をしようと思っている
つみたてNISAを利用しようと思っている
という投資初心者向けに、
- 楽天証券でのつみたてNISAの始め方
- 楽天証券つみたてNISA口座での投資信託の買い方
- おすすめの楽天証券取り扱い銘柄
を紹介します。
銘柄紹介では、分かりやすく説明するために、具体的な銘柄名を挙げています。
これはあくまでも銘柄選びの考え方の一例を示したものです。

また、おすすめ銘柄は資産クラスが「株式」だけの商品もあります。
20年間積み立てを続けていれば最終的に増えているだろうとは言っても、その20年間のうちに大きな価格変動が起きたとしたら。。
株式一辺倒だと暴落時に精神的に持たず、衝動売りしてしまうかもしれません。
その精神的なリスクヘッジとして、余裕資金をつみたて投資に全額投資するのではなく、まずは、半分をつみたてNISA、残り半分を現金として銀行預金するといった、預金積み立てと同時進行が良いのかなと思います。
例えば、つみたてNISAで月々1万円積み立てる場合は、
- つみたてNISA:10,000円
- 銀行預金:10,000円
つみたてNISAの年間非課税枠40万円を月々に均等割りして投資する場合は、
- つみたてNISA:33,300円(または33,333円)
- 銀行預金:33,300円(または33,333円)
というイメージです。
投資経験を積みながら、良い塩梅の投資と現金積立の割合を見出していくと良いと思います。
歴史を振り返ると、つみたてNISAの非課税期間の20年のうちには必ず1度は経験すると思われる株価の暴落。
余剰資金で最大の利回りを目指そうしない、節約と同じような程良い距離感が大切になってくると考えます(暴落経験時にその大切さを嫌でも実感するでしょう)
つみたてNISAとは?
2018年1月にスタートした投資の非課税制度です。
本来、投資から得られる分配益や譲渡金は、受け取り時に約20%課税されますが、つみたてNISAを利用するとこれを非課税で受け取ることができます。
- 対象者:日本に住んでいる20歳以上の人。ただし、一般NISAとの併用は不可
- 非課税期間:最長20年間、非課税で運用可能(購入後20年間ならいつでも非課税で売却可能)
- 投資可能期間:2018年〜2037年まで毎年積立が可能
- 積立可能商品:金融庁が指定する投資信託
月々の積立上限金額は33,333円
つみたてNISAで新規に積立できる上限金額は年間40万円までです。
これを12ヶ月で割ると33,333円となります。
月々の積立上限金額33,333円の範囲内で積み立てる金額を任意で決めることができます。
つみたてNISAを始めるからと言って、必ず月々33,333円を積み立てなければいけないという訳ではありません。
楽天証券をはじめ、多くのネット証券では100円から投資信託を購入できるため、月々の最低積立金額は100円から始めることができます。
もちろん月々100円ではまとまった金額の資産形成はできないため、少額から始めたとしても徐々に積立金額を引き上げていき、つみたてNISA口座では最終的に月々33,333円を積み立てるのが理想的です。
決して、つみたてNISAの制度を利用すると、投資の積立金額を月々33,333円に収めなければいけないというわけではありません。
月々33,333円を超える入金力が安定的にある場合は、つみたてNISAではなく「一般NISA」を利用するのも一手です。
特定口座とは?
本来、投資から得られる分配益や譲渡金を確定申告する必要がありますが、年間取引報告書の作成と源泉徴収されることにより確定申告を不要にできる口座が「特定口座」です。
特定口座では課税されてしまいますが、つみたてNISA口座と併用して月々33,333円を超えて積み立てることができます。
例えば、つみたてNISA口座で月々33,333円+特定口座で月々17,777円の合計5万円を積み立てるのもアリな選択です。
楽天証券でのつみたてNISAの始め方・設定方法
こちらでは楽天証券でのつみたてNISAの始め方と設定方法をざっくりとした流れで理解できるよう、簡単に項目だけで説明します。
本人確認書類を郵送で送る場合を除き、基本的にオンライン上での操作で完結します。
工程として並べると長いですが、変更が無い限り設定は一度限りです。
あとは自動的にお金が引き落とされ積み立てられていくので、月々の手間はほとんどありません。
- 楽天証券の総合取引口座とつみたてNISA口座を同時開設
- メール登録
- 本人確認
- 本人情報入力
- ログインID受け取り
- ログイン
- 初期設定
- マイナンバー登録
- つみたてNISAを注文設定
- NISA・つみたてNISAの画面を開く
- 積み立てる投資信託を選択(これより後は投資信託毎に設定します)
- 積立設定を入力
- 積立金額:100円〜33,333円
- 分配金コース:再投資型or受取型
- ボーナス設定:するorしない
- 引落方法:証券口座or楽天カードクレジット決済
- 積立指定日:毎月or毎日(毎月の場合は日付も)
- ポイント利用(ポイント投資の設定画面へ遷移して設定)
- (年途中のつみたてNISAの積立開始の場合)増額の設定
- 目論見書の確認
- 注文内容(積立設定)の確認
- 取引暗証番号を入力し「注文する」ボタン
楽天証券でつみたてNISAを始める上での疑問への回答
手数料コースは関係ある?
つみたてNISAでの投資信託の積立に「手数料コース」は関係ありません。
楽天証券の手数料コース「超割コース」や「いちにち定額コース」は、国内株式の取引における手数料サービスです。
楽天証券に限らず、つみたてNISA対象の投資信託は、販売手数料がノーロード、つまり無料とすることが制度として定められています。
積立日は?
設定方法のところで説明した通り、まず「毎月」か「毎日」を選択でき、「毎月」の場合は積立日を任意で指定することができます。
ポイントを利用(ポイント投資)できる?
つみたてNISAでの積立投資でもポイント利用(ポイント投資)は可能です。
ポイント投資の設定画面で設定します。
つみたてNISAでのポイント投資もSPU対象になる?
下記条件を満たせば、口座種別に関係無くSPU対象になります。
- 楽天ポイントコースの設定
- マネーブリッジの設定
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式)で+0.5倍
ポイント投資に充てる楽天ポイント(通常ポイント)の残量には気を付けましょう。
積立金額の変更方法は?
積立設定の画面から、増額設定を含め、いつでも変更が可能です。
ただし、次回積立からの適用には申込締切日があるため注意が必要です。
- 証券口座からの引き落し:積立指定日の前営業日
- 楽天カードクレジット決済:積立前月の12日
ハッピープログラムは適用される?
適用されます。
つみたてNISAで購入した投資信託も、月末時点において基準の残高を初めて到達した時にポイントが進呈されます。
- 残高10万円:10ポイント
- 残高30万円:30ポイント
- 残高50万円:50ポイント
- 残高100万円:100ポイント
- 残高200万円:100ポイント
- 残高300万円:100ポイント
- 残高400万円:100ポイント
- 残高500万円:100ポイント
- 残高1,000万円:500ポイント
- 残高1,500万円:500ポイント
- 残高2,000万円:500ポイント
ハッピープログラムは楽天銀行の優遇サービスです。
ハッピープログラムと、楽天銀座と楽天証券の口座連携サービスのマネーブリッジにエントリーすると、本来、楽天銀行の取引にしか適用されないハッピープログラムが、楽天証券にも適用されるようになります。
引き続きアメリカが世界の経済を牽引し続けると期待するなら
eMAXISSlim米国株式(S&P500)

管理費用(信託報酬を含む):0.0968%
純資産額:2815.32億円
為替ヘッジ:無し
買付手数料:無し
アメリカの代表的な株価指数S&P500へに連動する投資成果を目指したインデックスファンドです。

「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」とうたうeMAXISSlim(イーマクシススリム)ブランドの代表格。
宣言通り、信託報酬は他社を圧倒しています。

楽天証券が発表している「買付ランキング」も「積立設定件数ランキング」も1位を獲得し続けています。

アメリカに限らず、日本を含む先進国や新興国も経済成長し続けると期待するなら
eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

管理費用(信託報酬を含む):0.1144%
純資産額:1059.67億円
為替ヘッジ:無し
買付手数料:無し
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動する投資成果を目指したインデックスファンドです。
日本を含む先進国と、新興国の株式へ投資します。
先進国にはもちろんアメリカが多く含まれます。
- 先進国株式:87.6%(うちアメリカ58.3%/日本6.9%)
- 新興国株式:12.4%(うち中国5.2%)

株式だけへの投資が不安なら

つみたてNISAの対象商品の中に、資産クラスが「債券だけ」「リートだけ」という銘柄が無いため、つみたてNISA内で債券やリートを組み込むためには「バランスファンド」を購入する必要があります。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
管理費用(信託報酬を含む):0.154%
純資産額:99.50億円
為替ヘッジ:無し
買付手数料:無し
国内外の株式と債券、4資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指したインデックスファンドです。
- 日本株式:25%
- 先進国株式(日本を除く):25%
- 日本債券:25%
- 先進国債券:25%

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
管理費用(信託報酬を含む):0.154%
純資産額:801.08億円
為替ヘッジ:無し
買付手数料:無し
8資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指したインデックスファンドです。
株式や債券だけでなくもっと分散投資したいという人向けです。
日本リートと先進国リートにも、株式や債券の各資産と同比率で投資します。
- 日本株式:12.5%
- 先進国株式(日本を除く):12.5%
- 新興国株式:12.5%
- 日本債券:12.5%
- 先進国債券(日本を除く):12.5%
- 新興国債券:12.5%
- 日本リート:12.5%
- 先進国リート:12.5%

バランスファンドが苦手な筆者シラタキなら
つみたてNISAの非課税の恩恵をより得るため株式の資産クラスに集約。
本来は債券やリートを組み込んで分散を狙いたいところですが、前記通り、つみたてNISAではバランスファンドを買うしかありません。
先に紹介した信託報酬が安いバランスファンドが出てきていますが、資産クラスの比率を固定されてしまうため、比率を触りたい私にとっては不向きです。

そこで、株式のリスクヘッジには現金を充てることにします。
つみたてNISA口座への積み立てと同時に、預金口座に現金を積み立てます。
- 日本株式:20%(月10,000円)
- 先進国株式:20%(月10,000円)
- 新興国株式:20%(月10,000円)
- 現金:40%(月20,000円)
合計月50,000円の積み立て。
つみたてNISA内で積み立てる株式のファンドは下記の通り。
一定の純資産があり、信託報酬を含む管理費用の安さを重視した銘柄ラインナップです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
管理費用(信託報酬を含む):0.154%
純資産額:191.69億円
買付手数料:無し

eMAXIS Slim先進国株式インデックス
管理費用(信託報酬を含む):0.1023%
純資産額:1693.66億円
為替ヘッジ:無し
買付手数料:無し

eMAXIS Slim新興国株式インデックス
管理費用(信託報酬を含む):0.187%
純資産額:574.36億円
為替ヘッジ:無し
買付手数料:無し

夫婦でつみたてNISAを始めるなら
夫婦それぞれの判断で、それぞれの非課税枠を使って投資する商品を決めた方が良いのでは?というのが持論です。
夫婦のどちらかが投資に詳しくて、そのどちらかへ完全にお任せしたり、片方がアメリカ一極集中だからもう片方が全世界分散にしたりといった、依存関係は避けたいです。
夫婦関係が円満なうち、お互いが健康なうちはそれで良いかもしれませんが、投資と同じく将来どうなるかは分からないからです(投資の場合は確率論で増えているだろうとは言えますが。。)
家計が一つになったとは言え、それぞれの大事なお金ですし、非課税枠は個人に与えられた権利です。時間が掛かったとしても、それぞれが自立して投資と向き合うべきだと考えます。
だからと言って、夫婦がそれぞれ自立するまで投資を始めない方が良いとは思いません。
始める段階では詳しいどちらかがリードした方が、つみたてNISAで積立投資を始めないことによる機会損失を防げるでしょう。

シラタキ家は、夫婦で一般NISA、子供はジュニアNISAで積立投資しています。
それぞれの非課税口座で独立したポートフォリオを組んでいます。
妻も投資を含めたお金のことについて、日々、勉強中です。
楽天証券をおすすめする理由・つみたてNISAを始めるメリット
最後に、楽天証券にまだ口座開設できていない人向けに、あらためて楽天証券のつみたてNISAで積立投資するメリットをおさらいします。
- 100円から積立ができる
- ポイント投資ができる
- 楽天カードで投資信託を積み立てできる
- 楽天市場での買い物がお得になる
つみたてNISAで年間40万円の枠があるからと言って、40万円満額を投資しなければいけないという訳ではありません。
最初は月々100円から、年間1,200円だって良いんです。
それくらいなら現金からではなく楽天ポイントからのポイント投資でもまかなえてしまうかもしれませんね。

つみたてNISAでの積立投資においても、楽天カードで決済が可能。
下記条件で楽天ポイントが1%還元されます。
- 代行手数料が0.4%未満のファンド:0.2%
- 代行手数料が0.4%以上のファンド:1%
次第に月々の積立金額を上げていき、月々33,300円に達した時は月々66~333ポイントをもらえる計算になります。
得られた楽天ポイントを全額ポイント投資しても良いですし、1ポイントだけを使ってSPUの条件を満たしてもOK。
楽天市場での買い物時に+0.5倍のポイント還元が加算されます。
- 楽天証券で購入可能なつみたてNISAの商品の確認
- 現在開催中の口座開設キャンペーン情報の確認
ができます。
つみたてNISAで買える銘柄に興味を持ったこの機会に、投資の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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