
いよいよ始まりますね!
マネックスカードの投信積立サービス。
いつから始まるの?と、2021年からずっと注目していました。
2022年2月から?というざっくりとした情報のまま2022年を迎え、半分諦めかけていました。
サービス開始当月に入り2022年2月7日、マネックス証券から待ちに待った詳細の発表がありました。
主要ネット証券クレジットカード投信積立サービスのうち
マネックス証券公式サイトより
ポイント還元率は最大の1.1%

えっ?ポイント還元率は1.1%?
過去に予告されていたポイント還元率は1%。
今回の詳細発表では、主に時期や条件、キャンペーン等の案内に止まるのかと思いきや、まさかのポイント還元率の引き上げ発表がありました。
これはマネックス証券さん、完全に楽天証券のユーザーを奪いに来ています。
こちらのブログ記事では、まずは、マネックス証券とマネックスカード投信積立サービスの概要をおさらい。
続いて、2021年~2022年にかけての楽天証券の改悪やSBI証券のクレカ投信積立サービス開始の動きと合わせて、筆者シラタキがマネックスカード投信積立サービスをどう捉えて、どう行動しようとしているのか書きまとめたいと思います。
マネックスカード投信積立サービス開始の一報を受け興味を持った方に、よそでは得られない何かしらの気付きを与えられたら嬉しいです。
マネックス証券とは

マネックス証券は、総合金融サービスのマネックスグループが手掛けるネット証券サービス。
SBI証券や楽天証券と並ぶ主要なネット証券のひとつです。
話題が脱線するためこちらでは詳細を控えますが、米国株の取り扱い銘柄の豊富さに強味があるのかな?

もちろん、株式取引だけでなく、今回のマネックスカード投信積立サービスに深く関わってくる「投信つみたて」や「NISA」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」も取り扱っています。

主要ネット証券では当たり前になっていますが、投資信託の購入時申込手数料は無料。
ほとんどの投資信託を100円から積み立てることができます。
(尚、後述しますが、マネックスカード投信積立では原則1,000円以上のようです)

また、SBI証券の投信マイレージと同じような、投資信託の残高に応じて毎月ポイントが貯まるサービスも。
今回発表があったマネックス投信積立もですが、マネックス証券で貯まるポイントは「マネックスポイント」です。

マネックスポイントは、マネックス証券オリジナルのポイントシステム。
マネックスポイントのままではマネックス証券内の取引手数料にしか使えないようですが、
- Amazonギフト券
- dポイント
- Tポイント
- Pontaポイント
- nanacoポイント
- WAONポイント
といった主要ポイントと交換可能。
日頃の生活費に充てることもでき使い勝手が良さそうです。
しかも、マネックスポイントと各種ポイントは等価交換可能。
心置きなく交換ができそうです。

どちらかというと投資経験者に好まれている証券会社ということでしょうか。
既に他社に証券口座を開いている人が、2口座目や3口座目にマネックス証券を選んでいるようです。
投資経験者がマネックス証券を選んでいるというデータは、既に楽天証券で投資経験を積んでいる人にとっては心強いのではないでしょうか。

マネックスカードとは

マネックス証券での投信積立に利用できるクレジットカードはマネックスカードのみです。
マネックスカードはアプラスが発行するクレジットカード。
カードショッピングの利用額に応じて1%のマネックスポイントが貯まります。
尚、後述しますが、投信積立決済のポイント還元率は1.1%です。
初年度の年会費は無料。
次年度以降に年会費550円がかかりますが、マネックスカード投信積立を含め、年1回以上のクレジットカード利用で次年度以降も無料になるようです。
つまり、マネックスカード投信積立を続けている限り、年会費はかからないことになります。
マネックスカード投信積立サービスとは?そのメリット
マネックス証券で投信つみたてができる投資信託を対象に、マネックスカードによるクレジット決済で積立ができるサービスです。
メリットは何と言ってもそのポイント還元率。
ゴールドカードやプラチナカードを除く、スタンダード(通常)のクレジットカード※を対象とした投信積立サービスの中では最大の「1.1%」です。
※年会費無料、または年1回以上の利用で年会費が実質無料になるようなクレジットカード
主要ネット証券のクレカ投信積立ポイント還元率比較
マネックス証券
┗マネックスカード:1.1%
SBI証券
┗三井住友カード:0.5%
┗三井住友カードゴールド:1%※
┗三井住友カードプラチナ:2%
※三井住友カードゴールドNLは年間100万円利用で年会費永年無料に
楽天証券
┗楽天カード
2022年8月買付分まで:1%
2022年9月買付分から、代行手数料が
┗0.4%未満のファンド:0.2%
┗0.4%以上のファンド:1%
- eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本)
- eMAXIS Slim 先進国株式 インデックス
- eMAXIS Slim バランス (8資産均等型)
- 楽天・バンガード・ファンド (全米株式)
- 楽天・バンガード・ファンド (全世界株式)
月5万円のクレカ投信積立時の獲得ポイント
マネックス証券
┗マネックスカード:月550ポイント(年間6,600ポイント)
SBI証券
┗三井住友カード:月250ポイント(年間3,000ポイント)
┗三井住友カードゴールド:月500ポイント(年間6,000ポイント)
┗三井住友カードプラチナ:月1,000ポイント(年間12,000ポイント)
楽天証券
┗楽天カード
2022年8月買付分まで:月500ポイント(年間6,000ポイント)
2022年9月買付分から、代行手数料が
┗0.4%未満のファンド:月100ポイント(年間1,200ポイント)
┗0.4%以上のファンド:月500ポイント(年間6,000ポイント)
スタンダード(通常)のクレジットカードを使って、月5万円分の低コストファンドを積み立てた場合、マネックス証券は下記の通り、各社のポイント獲得額を上回ることになります。
- SBI証券と比べて+月300ポイント(+年間3,600ポイント)
- 楽天証券と比べて+月450ポイント(+年間5,400ポイント)
投信積立サービス開始スケジュール
- 申込開始日:2022年2月25日予定
- 初回申込締切日:2022年3月9日
- 初回買付日:2022年3月24日
- 初回カード引落日:2022年4月27日
- 初回ポイント付与日:2022年4月下旬
偶然かどうかは分かりませんが、楽天証券のすべての改悪に間に合うスケジュールになりました。
- 投資信託残高へのポイント進呈条件改悪(2022年4月から)
- SPU条件改悪(2022年4月から)
- 楽天カードによるポイント還元率改悪(2022年9月から)
対象口座
- 特定口座
- 一般口座
- 一般NISA口座
- つみたてNISA口座
楽天証券からのつみたてNISAの金融機関変更先候補は、SBI証券が有力候補と考えていました。
マネックス証券の投信積立サービスもつみたてNISA対応とのことで、SBI証券と比較検討しても良さそうです。
マネックスカード投信積立の注意点
マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要
マネックスカード投信積立を始めるには、まず、マネックス証券の総合口座が必要です。
口座開設後にマネックスカードの新規発行を申し込む流れになります。
マネックス証券の総合口座開設とマネックスカードの新規発行を同時に申し込むことができません。
初回買付に間に合わせたい場合は、早めのマネックス証券口座開設をおすすめします。
- オンラインでの申し込み:最短翌営業日に開設完了
- 郵送での申し込み:申込書類返送から1週間程度で開設完了
カード申し込みから2週間程度で発行

私は、今回のマネックスカード投信積立サービスの詳細が発表された直後に、マネックス証券の口座開設を申し込みました。
無事口座開設されたら、マネックスカードの発行手続きへ進むつもりです。
そちらも無事審査におりたらになりますが、実際にマネックス証券の口座開設から始めてマネックスカード発行までどれくらいの日数が掛かったか、追記レポートしたいと思います。
毎月の買付日「24日」を変更できない
マネックス証券のマネックスカード投信積立の買付日は、原則、毎月24日とのこと。
クレジットカードでの投資信託積立における毎月の買付日を変更できないのは、楽天証券でもSBI証券でも同様です。
しかし、両証券会社ともに「1日」で合わせることができました。
- 楽天証券で楽天カードクレジット決済:毎月1日か8日
- SBI証券で三井住友カードでクレカ積立:毎月1日

買付日が1日じゃないことが不都合がある人は限られるかもしれません。
私は管理ソフトを利用して積立額を都度入力しているため、買付日が異なるマネックス証券でも積立を始めると、若干、手間が増えてしまいます。
申込単位が原則1,000円以上
ファンド単位かな?楽天証券やSBI証券でのクレカ投信積立が「100円以上1円単位」のところ、マネックスカード投信積立は「1,000円以上1円単位」
1,000円未満の積立はできないようなので、少額から積立投資を始めたいと考えていた人は注意です。
もともと、つみたてNISAの非課税枠いっぱいの33,333円、クレジットカード決済積立枠の5万円を毎月積み立てようと考えていた人は問題無いでしょう。
ポイント還元の端数は切捨て
マネックスカード投信積立によるマネックスポイントは、当月の約定金額全体の「1.1%」のポイント還元率で付与されるそうです。
付与されるポイントの計算において発生した端数は切捨て扱いです。
端数を発生させたくない場合は、約定金額全体を1,000円単位にする必要があります。
積立設定上限額の5万円を積み立てる場合は、端数を気にしなくて良いでしょう。
マネックスカードキャンペーン実施(2022年5月31日まで)
マネックスカードの新規発行や利用で、マネックスポイントがもらえるマネックスカードキャンペーンが2022年2月7日よりスタートしました。
キャンペーン開催期間は2022年5月31日までの約4ヶ月間です。
- マネックスカードの新規発行で500ポイント
- マネックスカードでの合計10万円利用(投信積立を含む)で1,500ポイント
- Apple Pay設定で200ポイント

Androidスマホユーザー向けにGoogle Pay設定も対象だったらもっと嬉しかったんですが。。
楽天カードがやっているようなポイント大盤振る舞いではありませんが、この機会にしっかりポイント獲得しておきたいキャンペーンです。
実施予定と予告された「マネックスカード投信積立開始記念キャンペーン」も気になります!
筆者(シラタキ)の選択
最後に、筆者(シラタキ)が、マネックスカードの投信積立サービスをどう捉え、どう選択するかを紹介したいと思います。
- 投資目的は15年~20年後に使う子供の大学進学費用と老後資金の準備
- 投資戦略は長期積立で国際分散投資
- 楽天証券に一般NISA口座を保有
- 楽天証券とSBI証券でクレカ投信積立中
- 2023年8月以降は楽天証券の楽天キャッシュ投信積立も利用予定
妻のNISA、2人の子供のジュニアNISAを含め、我が家はインデックス運用一本です。
高配当株投資や個別株の売買等のアクティブ運用は一切やっていません。
また、一度設定すれば長期にわたってポイント獲得に繋がるような、コスパの良いと判断したポイ活は積極にやりたい派です。
今回詳細が発表されたマネックスカードの投信積立サービスは、同じ金額を投信積立するくらいなら積極的に活用したいと考えました。
マネックス証券の口座開設やマネックスカードの新規発行、積立設定等の手間が発生しますが、長期で考えると十分にコストパフォーマンスに合うと判断しました。
尚、一般NISA口座を楽天証券からマネックス証券へ金融機関変更することは考えていません。
楽天証券の一般NISA口座内に保有している投資信託をロールオーバーする際に、その年の一般NISA口座は楽天証券でないといけないためです。
金融機関変更の手間が何重にも発生してしまうため、口座開設してしまったことを運命と受け入れ、楽天証券で一般NISA口座を持ち続けます。
一方、ロールオーバーが無いつみたてNISAなら、楽天証券からマネックス証券へ金融機関変更しても良さそうです。

マネックスカード投信積立の5万円枠は、国際分散投資において当初のアセットバランスから崩れてきているため、そのリバランス用に充てたいと考えています。
リバランスでアセットバランスを整え、リスクが高まっている暴落への守備力を高めます。
その間、楽天証券とSBI証券で新規に積み立てる額やアセットバランスは変更しません。
リバランス完了後は、アセットバランスに従って楽天証券+SBI証券+マネックス証券の3社に新規積立額を割り当てて、積立を継続したいと考えています。
2022年9月以降の楽天証券改悪後における、キャッシュレス投信積立の全体像は下記を想定しています。
マネックス証券
マネックスカードで月5万円を積立⇒月550ポイント
SBI証券
三井住友カードゴールドNLで月5万円を積立⇒月500ポイント
楽天証券
楽天カードで月5万円を積立⇒月100ポイント
楽天キャッシュで月5万円を積立⇒月250ポイント(2022年12月までは月500ポイント)
合計で毎月1,300ポイントのポイ活です。年間で15,600ポイント。
これっぽっちと言えばそれまでですが、私はチリツモだと捉えています。
同じ積立投資をするのであれば、もらえるものはもらっておこう。
それが仕組みで叶うのなら、どんどん積極活用していきたいです。

読者のみなさんの役立ててもらえる情報をお伝えできたでしょうか?
マネックス証券の使用感についても、こちらのブログで書いていきたいと考えています。
今は、マネック証券の口座が無事開設されて、マネックスカードの発行も無事審査が通ることを祈るばかりです。
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